日本国際ダンス連盟「FIDA JAPAN」名誉会長に杉良太郎が就任 “日本とダンスの未来”への想い語った会見レポート

杉良太郎「FIDA JAPAN」名誉会長就任会見レポ

 俳優・歌手の杉良太郎がFIDA JAPANの名誉会長に就任し、10月14日に都内で開かれた就任式に出席した。自身が76歳であることを踏まえて杉は「日本は高齢化していて、年寄りの国だというイメージは嫌。年齢ではなく、その人の習慣が若さを保つのにつながるとアピールしたい」と力強く語った。

 FIDA JAPANは日本発のダンスにおける国際連盟組織。「日本から世界へ、ダンスで切り開く国際交流と社会貢献」をテーマに国際交流、プロリーグ等の規約制定、ダンスの著作権関連、社会貢献、マーケットの仕組み作りなどを目的としている。

神田勘太朗

 式では、まずFIDA JAPANの会長・神田勘太朗が、連盟の活動経緯や指針を混ぜつつ挨拶。それに続いて杉がマイクを握った。

 杉は「ラスベガスで50年近くショウを見て、いずれ日本もダンスが盛んになればいいなとずっと思っていました」と話し始めて「ダンスはボーカルの方の後ろでパフォーマンスをする、ということに囚われてきた気がします」と現状を分析。さらに「今の日本は必修科目としてダンスを教えている世界唯一の国ということでいい雰囲気」と未来に期待をのぞかせる。

 さらに厚生労働省と協力して、連盟内に「ダンス健康倶楽部」を創設し、65歳以上の高齢者によるダンスチームを各47都道府県に1組ずつ結成することなども表明した。これには健康促進と通院頻度の減少の狙いがある。さらにコスチュームも乃木坂46やAKB48のようなものを想定しているとのこと。

杉良太郎

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