ホフディラン 小宮山雄飛が語る、ディズニーソングに惹かれ続ける理由 「曲を聴くだけで心も身体もその世界に持っていかれる」

ホフディラン 小宮山雄飛が語る、ディズニーソングに惹かれ続ける理由 「曲を聴くだけで心も身体もその世界に持っていかれる」

 2020年7月、『ディズニーファン読者が選んだディズニー ベスト・オブ・ベスト~創刊30周年記念盤』がリリースされた。本作は、月刊『ディズニーファン』誌面にて投票募集し、読者によって選ばれた創刊30周年記念にふさわしいディズニー楽曲を収録。「映画」「テーマパーク」「ライブエンターテイメント」「あらゆる音楽」の部門ごとに集計し上位曲を収録した、“ディズニーの魅力がすべて詰まった究極の最新ベストアルバム”だ。

 リアルサウンドでは、ホフディランのボーカル/キーボードであり、ディズニー好きとしても知られている小宮山雄飛にメールインタビューを行った。自身のディズニーソングの思い出や本作の収録曲についてはもちろん、音楽家の視点からみた“ディズニーソングの魅力とすごさ”についても話を聞いた。(編集部)

「どの音楽にもしっかりした意味がある」

ーー初めてディズニーの音楽や映画に触れたのはいつですか。

小宮山雄飛(以下、小宮山):幼少期、一番最初のディズニーソングの記憶は「チム・チム・チェリー」です。

 『メリー・ポピンズ』(1964年)の映画公開は僕が生まれる前なので、もちろんリアルタイムで映画音楽を聴いたわけではないのですが、親がレコードを持っていたのか、またはラジオかなにかで聴いたのか、とにかくあのどこか切ないメロディが頭に残っていて、子ども心にグっとくるものがありました。それからずっと経って『メリー・ポピンズ』を初めて観た時に「あ、この曲だったんだ!」と、「チム・チム・チェリー」がディズニーの映画音楽だったことを知りました。

ーーその他に幼い頃に好きだったディズニーソングや、その曲が流れる映画との思い出やエピソードはありますか。

小宮山:名曲中の名曲ですが、『ピノキオ』の「星に願いを」が好きです。映画自体も好きですが、小学生の時に東京ディズニーランドで買った、自分で回して鳴らす小さなオルゴールから流れていた「星に願いを」をいつも聴いていました。

 また、『ふしぎの国のアリス』の「お誕生日じゃない日のうた」も子ども心に感激しました。ファニーでめちゃくちゃな内容をいかにもそれっぽく歌っている曲で、一緒に歌っているうちにこちらも、“なんでもない日”をついつい祝いたくなります。

ーー今作『ディズニーファン読者が選んだ ディズニー ベスト・オブ・ベスト~創刊30周年記念盤』のラインナップは、小宮山さんからみてどう感じましたか。

小宮山:ディズニーファンの皆さんの、ディズニーへの愛を感じました。また個人的には、女性が好きな曲が多いのかなという印象です。

ーー収録曲で印象的な曲はありますか。

小宮山:「リメンバー・ミー」(『リメンバー・ミー』劇中歌〈日本語歌〉/2017年)は、もう本当にキラーソングというか、どんなアレンジのバージョンでもメロディと歌詞だけでグっと来てしまいます。公開時に家族でドライブに行っていたのですが、車で連日繰り返しで聴いているうちに、すっかり身体が覚えてしまいました。

ーーディズニーソングの“特徴”はどんなところだと思いますか。

小宮山:ディズニーソングの一番の特徴は、そこに明確な意味が入っていることだと思います。映画の楽曲であれば、そのシーンで何を表したいか、主人公の今の心理状況はどうなのか、単に良い曲ということではなく、聴く人をワクワクさせたり、逆にちょっと不安をあおったり、日常を忘れさせたり、やはりどの音楽にもしっかりした意味があるんですね。だから楽曲が力強さを持っているんだと思います。

ーー音楽家として、「この音楽の使い方はすごいな」と思ったディズニー作品と、特にすごいと感じる部分はどのあたりですか。

小宮山:実写版の『アラジン』(2019年)のウィル・スミスの「フレンド・ライク・ミー」が圧巻でした。元のロビン・ウィリアムズのバージョンも好きですが、どちらも歌い手の自由な感情やスキルが入りまくっていて、ディズニー音楽でありながらディズニー音楽じゃないような、自由でパワフルなディズニー音楽の新しい魅力を感じました。

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