日向坂46が繰り出す“斬新な笑い” 『日向坂で会いましょう』企画「ぶりっ子選手権」好評の理由
このような経緯を経て行われた「第2回ぶりっ子選手権」ではニュースターも誕生した。1stアルバムのリード曲「アザトカワイイ」でセンターを務めることとなった佐々木美玲だ。「あたちは~」と体を左右に振って語り出すなど、振り切れたぶりっ子芸を見せて何度もスタジオを爆笑に包んでいた。「第1回ぶりっ子選手権」ではそれほど大きな活躍を見せたかった佐々木美玲の殻を破った姿は見事だったといえる。また「ぶりっ子選手権」に初参加となった3期生の4人も健闘していた。特に上村ひなのは独自のスタイルを貫きながら決勝戦まで駒を進め、存在をアピールした。2018年8月から学業に専念するため、活動を休止していた影山優佳もグループ復帰後、初のぶりっ子企画に参加し、一切迷いを感じさせない芸を見せしっかりとインパクトを残した。
ぶりっ子王座を決める企画ではあったが、大喜利要素も盛り込むなど、やはりどこか斬新さを感じさせてくれた。今回は残念ながら齊藤が欠席してしまっていたが、第3回が開催された時はしっかりと“計算でかわいくしている”ぶりっ子芸を披露してくれることだろう。そこでも新たなぶりっ子スターの誕生に期待したい。
■中山洋平
1983年生まれ。フリーランスの編集・ライター。ボウリング、洋服、ギター、サウナ好き。Twitter