日向坂46 小坂菜緒、グループの顔として存在感放つメンバーに 孤独や葛藤と闘ってきたこれまでを追う

 日向坂46の小坂菜緒が9月7日、18歳の誕生日を迎えた。同日更新されたブログには「抱負というか今後の課題を唱えるとするならば…『自身の性格をいい意味で味方にする努力』かな」「自分を好きなれたらいいね、18歳の小坂さん」と思いを綴った。

日向坂46『ひなたざか』 (TYPE-A)

 小坂は日向坂46の前身グループ・けやき坂46の「けやき坂46 追加メンバーオーディション」に応募総数およそ1万5千通の中から合格。2017年8月に2期生としてグループに加入した。小学生の頃から学校に馴染めず、中学に上がってからはさらに引っ込み思案になり、学校でも特定の親友以外との関わりを閉ざして、いつもおとなしくしていたという。そんな中、中学3年生のときに、けやき坂46のファンだという学校の友達からの誘いを受け、初めてライブビューイングというものを観にいくこととなった。ライブが始まると観客に笑顔を振りまきながら、会場を明るい雰囲気で満たしていったメンバーの姿に小坂も魅了され、そのうち「アイドルって、こんなに人を笑顔にすることができるんだ。私もアイドルになったら、あんな風に笑うことができるのかな」という思いが浮かんできたという。明るくない自分を変えたいーー。それが、けやき坂46の追加メンバーオーディションに応募したきっかけだった(書籍『日向坂46ストーリー』より)。

 グループ加入後は、欅坂46の6thシングル『ガラスを割れ!』に収録される2期生楽曲「半分の記憶」でセンターを務め、「JOYFUL LOVE」「君に話しておきたいこと」ではグループ全体での初のセンターポジションも経験した。日向坂46改名後のデビューシングル曲「キュン」でもセンターに抜擢、グループの中で初めてのファッション誌(『Seventeen』)の専属モデルになるなど常に注目を浴びる存在となった。しかし、小坂はそんな中でいつも孤独や葛藤と闘ってきたという。

日向坂46 『JOYFUL LOVE』Short Ver.
けやき坂46 『君に話しておきたいこと』Short Ver.

 小坂はセンターを任されるたびにプレッシャーを感じていた。「半分の記憶」のときは「私がセンターで納得している子なんて、ひとりもいないんだろうな」という気持ちに襲われ、「JOYFUL LOVE」のときも「1期さんだって、私がセンターをやることを認めてくれてないんだろうな」と不安を感じたという。ひらがなけやきとして活動した3年間のすべてを経験していない自分が、改名後のデビューシングル曲「キュン」のセンターを任されて、「このときが3年間で1番辛かった」と本音を明かすこともあった(『セルフ Documentary of 日向坂46 #3』TBSチャンネル1より)」。“明るくない自分を変えたい”と一歩を踏み出して、アイドルの世界に飛び込んだ小坂だったが、プレッシャーに襲われ、上手に笑うことができなかった時期もあったという。

 しかし、そんな小坂を支えたのは常にグループの仲間たちだった。同期の輪に馴染めずにいた小坂に松田好花は「話聞いてあげるから、うちにおいで」と声をかけ、キャプテンの佐々木久美は「こさかな(小坂の愛称)はこさかなだから、周りは気にしなくていいんだよ」と優しくアドバイスしたことがあったという。日向坂46としての初ライブで「キュン」を披露する直前には隣にいた齊藤京子から背中をポンポンと叩かれたこともあった。齊藤はセンターとして絶大な信頼を寄せている小坂へ、「センター、これからよろしくね。ついていくよ」という意味合いを込めていたという(書籍『日向坂46ストーリー』より)。

 現在、日向坂46が発表しているシングル表題曲の全てのセンターを小坂が務めているが、曲が発表されるたびに堂々としたパフォーマンスで応え、躍進を続ける日向坂46の顔として相応しい存在感を放っている。ライブも開催されるたびに、常に進化を感じさせ、哀愁や切なさを表現した楽曲「こんなに好きになっちゃっていいの?」では会場の巨大モニターに映し出される非凡な表現力に、思わずため息を漏らしてしまうほど。もちろん「キュン」や「ドレミソラシド」などで見せるハッピーオーラ全開のアイドル然とした姿も見事だ。

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