FANTASTICS 瀬口黎弥、ひたむきにダンスに懸けるパフォーマー ムードメーカーとしてのパッション、理想を現実にする姿勢も

FANTASTICS 瀬口、ダンスに懸けるパッション

 瀬口のキャラクターを一言で表すならば、グループのムードメーカー。先述したように“熱さ”や“パッション”が彼の性格を語る上でもキーワードとなっており、ビジュアルに関しても「髪色やファッションもすごく個性的で、唯一無二な感じ」(引用:FANTASTICSが語る、“Jr.EXILE”としての決意「EXILE魂をより注入できる存在に」)だと、ファッション好きな堀は語る。瀬口の根底には、メンバーにも誰にも負けたくないという気持ちが強くあるようだ。ちなみに、リーダーの佐藤曰く「熱いんだけど、いじられるといじけがち(笑)」(引用:FANTASTICSが語る、“Jr.EXILE”としての決意「EXILE魂をより注入できる存在に」)、「黎弥はやんちゃそうな見た目だけど、ものすごく几帳面で女の子みたいに繊細」(引用:TVfan Web)だそうで、どこか放っておけない雰囲気を醸している。ガラスのハートを抱えながらも、直向きに努力し、ファンのため、グループのために誰よりも笑顔を輝かせている瀬口だからこそ、多くの人に愛されているのだ。

 メジャーデビューしたばかりの頃に、インタビューで「パフォーマーとしてはもちろんのこと、幅広くいけるアーティストになりたいです」(引用:日刊スポーツ)と宣言していた通り、2019年にはメンバーの佐藤が主演を務める『4月の君、スピカ。』で映画デビュー。昨年行った初の単独ホールツアー『FANTASTICS SOUND DRAMA 2019 FANTASTIC NINE』ではラップも披露し、着実に理想を現実に変えている。そして、メンバーの中島が“レイランド”と呼ぶほど、名言メーカーとしても定評のある瀬口黎弥の今の夢は「自分の言葉をRAPにして、いつかそれを曲にしたい」(引用:ザテレビジョン)。彼が生み出す“唯一無二のパワーワード”がFANTASTICSの音楽に新たな風を吹き込むのは、そう遠くない未来だろう。

■斉藤碧
エンタメ系ライター。
ダンス&ヴォーカルグループ、アイドル、ロック、ヴィジュアル系、俳優などジャンルレスで執筆中。V系雑誌「Stuppy」では編集も担当。
Twitter:@stmdr38

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