V6、日向坂46……ジャンル異なるアーティストが提示した“ダンス表現” 新譜5作よりピックアップ

 デビュー25周年を迎えたV6のニューシングル『It’s my life / PINEAPPLE 』、シングル曲「キュン」、「ドレミソラシド」を含む日向坂46の1stアルバム『ひなたざか』など5作品を紹介。ジャンルが異なるアーティストが提示する“ダンス表現”とともに楽しんでほしい。

V6『It’s my life/ PINEAPPLE』(通常盤)

 25周年を迎えたV6からダブルAサイドによる最新シングルが到着。〈ありふれた毎日も 悪くはないでしょ〉という歌詞が、ありふれた日常が失われてしまった現在の社会とリンクする「It’s my life」は、穏やかなグルーヴと解放的なメロディを軸にしたミディアムチューン。MVではスーツ姿と普段着によって、“日常”を表現している。土岐麻子が作詞した「PINEAPPLE」では、離れ離れになった“あなた”に向けた切ない愛情を表現。シックなダンストラック、椅子を使ったスタイリッシュなパフォーマンスが交差するMVも話題を集めている。今年でメンバー全員が40代になるV6は、ボーカルとダンスの表現を深めながら、大人のエンターテインメントグループへと進化を続けているようだ。

V6 / PINEAPPLE(YouTube Ver.)
日向坂46『ひなたざか』(通常盤)

 シングル曲「キュン」、「ドレミソラシド」、「こんなに好きになっちゃっていいの?」、「ソンナコトナイヨ」を含む待望の1dtアルバム『ひなたざか』。リード曲「アザトカワイイ」は、曲名通り、“あざといほど可愛い”女の子に恋をする男子の気持ちを描いたポップチューン。TAKAHIROがコレオグラフを手がけたMVは、“萌え袖”を表現した振り付け、片想いハートを繋ぎ合わせるポーズなどを散りばめながら、サビではダイナミックなダンスを披露するなど、これまでもっとも高難度な内容となっている。リテイク曲「約束の卵 2020」も聴きどころの一つ。〈一歩一歩 寄り添うように/一つになって歩いて行こう〉におけるエモーショナルな歌唱は、2020年の現状に対し、強いメッセージとして響く。

日向坂46 『アザトカワイイ』
フィロソフィーのダンス 『ドント・ストップ・ザ・ダンス』(通常盤)

 オーセンティックなソウル、ファンク、ディスコを軸にした音楽性、ハイレベルなボーカルとダンスで音楽ファンの注目を集めてきたフィロソフィーのダンスがついにメジャーデビュー。1stシングル『ドント・ストップ・ザ・ダンス』の表題曲は前山田健一が歌詞を手がけたファンキー&ディスコティックなダンスチューン。ハスキーかつソウルフルな日向ハルを中心に〈自分のスタイルで/いつまでも 煌めくよ〉というフレーズを響かせる、決意表明的な楽曲だ。巨大なミラーボールの光を浴びながら、しなやかな肉体性を感じさせるダンス、インパクトあり過ぎの決めポーズを見せつけるMVも必見。自律した女性像を強く反映したスタイル、ダンスミュージックの本質を射抜く楽曲を軸にした、フィロのスの魅力をダイレクトに伝えるシングルだ。

フィロソフィーのダンス「ドント・ストップ・ザ・ダンス」MV

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