三代目JSB『CDTVライブ!ライブ!』でマイナビBLITZ赤坂から生ライブ 思い出の地でのオーディションから10年の歩み

 もちろん二人以外のメンバーにとっても、初代のHIROやMAKIDAI、二代目のKENCHI(橘ケンチ)やSHOKICHIなど、錚々たるLDHの先輩たちが歴史を作ってきた“J SOUL BROTHERS”の名を引き継ぐのは相当なプレッシャーだったに違いない。それでも絶え間無い努力の末に、2014年には「R.Y.U.S.E.I.」で第56回日本レコード大賞を受賞。ELLYが振付を担当した同曲で用いられたランニングマンは彼らのアイコンとして定着し、TikTokでバズった「Rat-tat-tat」やファンからの支持が熱い「RAINBOW」など、デビュー以降絶え間なくヒットを飛ばし続けている。結成10周年を祝う予定だったドームツアーは新型コロナウイルスの影響で中止となったが、7月7日に開催された有料配信ライブ『LIVE×ONLINE』(Abema)では、画面の向こうにいるファンと一つになり、改めて音楽の力を見せつけてくれた。

三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE / Rat-tat-tat (Music Video)
三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE feat. Yellow Claw / RAINBOW - Special Live Performance -

 そんな彼らの原点ともいえるマイナビBLITZ赤坂は「赤坂エンタテインメント・シティ構想」の実施に伴い、CDTVライブ翌日の22日に閉館。10年前に今市と登坂が立ったそのステージに今度は7人全員で足を並べる。コロナ収束の目処は立たず、生の彼らに会うことは未だ叶わないが、長い歴史を持つマイナビBLITZ赤坂のように三代目JSBはこれからもファンと共に歩み続けてくれるはずだ。だからこそ、メンバーがこの日のために厳選したプレイリストが披露される一夜限りのスペシャルライブをお見逃しなく。

■苫とり子
フリーライター/1995年、岡山県出身。中学・高校と芸能事務所で演劇・歌のレッスンを受けていた。現在はエンタメ全般のコラムやイベントのレポートやインタビュー記事を執筆している。Twitter:@bonoborico

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