声優 羽多野渉が持つ、笑顔の裏にある揺るぎない“芯” 数々のエピソードからプロとしての信条を読み解く

 羽多野が声優という職業に出会ったのは小学生の時。母親に教えられてその存在を知り、その時に「声優になる」と決めてから揺らぐことなく夢を叶え、今に至るというタフなエピソードを持つ(参照)。

 役者業とアーティスト活動を分けて考えてはいないという羽多野。今までいくつもの楽曲をリリースしてきたが、自分では作詞・作曲はしないと決めているそうだ。それは、「音楽のプロ」が作った楽曲に対し、自分が「声優のプロ」として取り組むことでよりよいものが生まれる、という信条からだ。

 これからも活動の幅を広げつつ、そこで吸収したものは「役者・羽多野渉」へと還元されていくのだろう。チャーミングな笑顔の裏にある揺るぎない「芯」を持って、さらなる活躍を見せてくれるはずだ。

■満島エリオ
ライター。 音楽を中心に漫画、アニメ、小説等のエンタメ系記事を執筆。rockinon.comなどに寄稿。
Twitter(@erio0129

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