日向坂46 佐々木久美、ドキュメンタリーで改めて実感する存在の大きさ 自然体なリーダーシップに注目

 日向坂46のライブの終盤には、佐々木久美がファンに思いを伝えるMCを行うのが恒例となっているが、そのMCの内容に胸を熱くさせるおひさまも多いだろう。ではなぜ佐々木久美の言葉は胸を打つのか?

 それは佐々木久美が日向坂46というグループ・そしてメンバーのことが好きだという思いがおひさまに共有されているからではないだろうか。スッと言葉が耳に入ってくるように理路整然と話してはいるのだけど、しっかりとそこに佐々木久美の熱が乗っかっていて、だからこそ、おひさまから支持を集め続けているのだろう。

 そんな佐々木久美の特技はトランペットだ。

 個人差こそあるが「楽器が上手くなりたい」と思ったなら、ひたすら練習することである程度の所までは上達はするだろう。楽器が上手い人が集まれば、それなりの音楽を奏でることも出来る。しかし努力だけではどうにもならないことは、一緒に音楽を表現する“素晴らしい仲間と出会う”ということだ。

 最後に『3年目のデビュー』を観て、ネタバレにならないよう感想を一言だけ。「日向坂46は本当に素晴らしいメンバーが集まった」と感じた。

■中山洋平
1983年生まれ。フリーランスの編集・ライター。ボウリング、洋服、ギター、サウナ好き。Twitter

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