日向坂46、ハッピーオーラ全開でおひさまと心を通わせた時間 “22人”が初めて揃った無観客オンラインライブレポ
日向坂46の無観客オンラインライブ『HINATAZAKA46 Live Online, YES!with YOU! ~“22人”の音楽隊と風変わりな仲間たち~』が、7月31日に開催された。
4月より行われる予定だった『春の全国アリーナツアー2020』が、新型コロナウイルス感染拡大防止のため10月以降に延期振替となったことを受け、このライブは当初、春ツアーでお披露目されるはずだったセットリストなどがそのまま使用された。ライブのチケットは約9.2万人が購入し、推定総視聴者数は30万人に達したという。今年2月にグループに加入した3期生の高橋未来虹、森本茉莉、山口陽世にとって初めてのライブで、今年5月より活動を再開させた、1期生の影山優佳にとっても初めての日向坂46のステージとなった。
配信がスタートするとキャプテン・佐々木久美の「よっしゃ! みんなでおひさま(日向坂46ファンの呼称)にパワーを届けるぞ!」という掛け声からメンバー全員で円陣を行った。それから高橋、森本、山口の3人が初めての影ナレを実施。時折、初々しい表情を見せながらも、画面越しのおひさまに向かって「全国の会場で披露するはずだった春のツアーの完全再現、絶対に成功させるぞー!」と元気いっぱいに誓った。
「Overture」を経て、音符柄の衣装に身を包んだメンバーたちが画面上に現れると、「ドレミソラシド」で勢いよくライブをスタート。続けて加藤史帆の「画面の前のみんないっくよー!」という掛け声をきっかけに「ハッピーオーラ」を笑顔全開でパフォーマンスした。
MCでは佐々木久美が「今日はこうして画面上でお会いする形になっているんですけど、こんな時でしか届けられないライブを私たちは用意してきたので、皆さん楽しみにしていてください!」と力強く呼びかけると、渡邉美穂も「しばらくライブができない日々が続いていて、みんな本当に楽しみにしていたので、ぜひ画面の向こうのあなたも一緒に楽しんでいただけたらいいなと思います」と語りかけた。
そしてステージには“新たに加わった仲間たち”として新3期生の3人が登場。それぞれが緊張しながらもライブへの意気込みを語ると、一足早くグループに加入していた同期の上村ひなのが「3人共すごくかわいくて個性豊かな子たちなので、これからみんなで活動できるのがすごく楽しみです!」と胸の内を明かした。
舞台が暗転すると、続いては日向坂46主演ドラマ『DASADA』(日本テレビ系)に登場したクリエイティブアイドルユニット・FACTORYのために制作された楽曲「ナゼー」を東村芽依、河田陽菜、松田好花の3人で披露。けやき坂46時代に発表されたアルバム『走り出す瞬間』のリード曲「期待していない自分」ではセンターの佐々木美玲が、メインステージから客席に広がる回廊ステージを力いっぱい走り抜けていた。それから凛々しい表情で「青春の馬」を歌い踊ると、2期生と3期生による楽曲「君のため何ができるだろう」をフレッシュにパフォーマンス。佐々木美玲の「タオルを振る準備できてますか!」という掛け声をきっかけに始まったアッパーチューン「好きということは…」では、画面越しのおひさまとメンバーが一体となっていた。
富田鈴花のラップを経て繰り出されたのは、“ひらがなけやき”時代からのライブの定番曲「誰よりも高く跳べ!」「NO WAR in the future」の2曲。画面越しの視聴者に向けて、パワフルなパフォーマンスを届けると、加藤、齊藤京子、佐々木久美、佐々木美玲、小坂菜緒、富田、渡邉がユニット曲「窓を開けなくても」をキュートに披露。歌唱メンバー以外も、テーブルや椅子を使ってライブ演出に加わっていた。