BALLISTIK BOYZ、「SUMMER HYPE」で見せたナチュラルな一面 SNSを通した挑戦やグループのスタイルも語る

BALLISTIK BOYZの魅力に迫る

 メンバー全員がマイクを持ち、ダンスやアクロバットをこなすスキルフルなグループとして、ダンス&ボーカルシーンでも異彩を放つBALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE(以下、BALLISTIK BOYZ)。8月10日に配信限定リリースされるシングル曲「SUMMER HYPE」は、サウンドプロデューサー・earattackとBALLISTIK BOYZにとって馴染み深い作詞家・ZEROのタッグで、彼らがこれまで見せなかったようなナチュラルな魅力を引き出しているのも興味深い。今回のインタビューでは、同曲についてはもちろん、海外からも注目を集めている彼らのSNSでの取り組みについて、また結成から2年が経った彼らが考える理想のグループ像などについても語ってもらった。(古知屋ジュン)

「僕たちはグループとしても、季節でいえば“夏”のイメージが強い気がする」

ーー「SUMMER HYPE」はこれまでになく爽やかな雰囲気のナンバーですね。

日髙竜太(以下、日髙):“超、夏!!!”な感じの楽しさに溢れていて、デモをいただいたときから常に聴いているくらい、好みな曲です。中毒性もありますよね。

加納嘉将(以下、加納):僕も、今までのBALLISTIK BOYZの楽曲の中で一番普段でも聴いている曲かもしれません。これまでの曲ももちろん好きですが、今回は個人的にも好きな曲調で最初に聴いたときからとにかくワクワクしていました。

深堀未来(以下、深堀):作品をリリースするごとに変化や成長はあると思いますが、「SUMMER HYPE」はまた新しいBALLISTIK BOYZの一面を見ていただける曲になったと思います。実際にレコーディングしてみて「BALLISTIK BOYZはこういうのもアリなんだな」と確信できたほど、自分たちにフィットしているなと。“夏”というテーマ感も含めて好きです。

松井利樹(以下、松井):僕たちはまだそんなに作品数を出してはいないんですが、今までガツガツと攻める感じの曲が多かったので、一歩引いたような目線で表現する優しいニュアンスの曲というのがまず新鮮でした。未来が言うように、この曲に出会ったことで自分たちでもグループの新しい一面を見つけられた気がします。

BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE

ーーサビ前にハンドクラップの音が入ったり、ライブでも盛り上がる楽曲になるだろうなと感じましたが、レコーディングはいかがでしたか?

加納:作詞してくださったZEROさんを中心に、スタッフの方々ともじっくり話し合ってレコーディングできました。

砂田将宏(以下、砂田):歌詞は海辺をドライブするシーンを切り取ったような内容になっていますが、そこで自分が運転しているのか、メンバーが運転して自分が後ろに乗っている側なのか……見える景色やシチュエーションなど、それぞれがそこまで明確に想像を膨らませながらレコーディングしましたね。歌詞が〈いつものメンツ 街を抜け出そう〉で始まるので、自分たちと重ね合わせて想像もしやすかったです。

海沼流星(以下、海沼):ZEROさんはこれまでも自分たちの曲をたくさん担当してくださっているので、各メンバーの好きなものだったり、キャラクターにもすごく理解がある方なんです。1人1人が歌っているところをそれぞれの雰囲気に合わせて書いてくださっているので、誰がどの部分を歌っているのかを含めて楽しんでもらえるかなと思います。

日髙竜太、砂田将宏

ーー流星さんが歌う〈星がヒューン降り注ぐ TONIGHT〉には名前の漢字が織り込まれていて「粋だな」と感じます。

日髙:歌詞もそうですし、それぞれの声と個性が合うところにパートを割り振ってくださっているんですよ。

砂田:最近の曲だと、サビ部分はボーカルチームのユニゾンが多いよね。組み合わせも固まってきた。

日髙:楽曲ごとにいろいろ組み合わせを変えてきていますけど、自分がマッサン(砂田)とペアだったり、嘉将と未来がペアだったりしています。

ーーBALLISTIK BOYZといえば振付も毎回インパクトがあるので気になります。

奥田力也(以下、奥田):メンバーのみんなとも「すごくキャッチーで、ファンの方々にも一緒に踊ってもらえるようなものにしよう」という意見でまとまりました。一度見ただけで覚えてもらえるようなサビの振付を僕が作ったり、マッサンがちょっとかわいい感じの振りを考えてくれたりしています。

砂田:みんなで一緒に踊れるサビにはかなりこだわって、意見を出し合いながら作ったので早く見てもらいたいです!

ーータイトル通り“夏”がテーマの楽曲ということですが、このメンバーでの夏の思い出というと……?

加納:2019年は全国の様々なフェスにも出演させていただいて、いろいろ思い出深いですね。

松井:みんなでバーベキューしたり、土地ごとの思い出がいろいろあるよね。

砂田:僕らはグループとしても、季節でいえば“夏”のイメージが強い気がする。

日髙:「野外のパフォーマンスが似合うね」ってよく言われるしね。

砂田:曲でいうと「PASION」とか、フェス感の強い曲もありますし。

ーーわかります。曲自体のパワーと自然のパワーが相乗効果を持つような楽曲が多いというか。

砂田:今回はがっつりサマーソングですが、季節をコンセプトにした曲は初めてなんです。なので、リスナーの方々の反応が楽しみな部分もあります。自分たちとしてはこれまでの楽曲よりもさらにいろんな方に受け入れてもらえるんじゃないかな? という期待感もありますね。

ーーもしミュージックビデオを公開する予定があれば、どんな作品になるか聞かせていただけますか。

加納:MVも撮影しました! あえて“夏”を前面に押し出した感じを楽しんでもらえたらと思っています。(MVは近日公開予定)

日髙:さっき力也が言ったように振付にも注目してもらいたいのですが、(MVでは)普段の僕らの雰囲気がそのまま映し出されている感じもあるので、そこも含めて面白い作品になっていると思います。

海沼:みんな撮影を素で楽しんでいました。

松井利樹、海沼流星

ーー松井さんも言っていたように、これまでBALLISTIK BOYZといえば曲やビジュアルイメージも攻めた感じが強かったと思うのですが、インタビューでお会いするみなさんは、どちらかというと穏やかなイメージがあります。

全員:(笑)。

日髙:今回はその感じが、映像にもにじみ出ているのではと思います。

砂田:いつものMVよりもスマイル多めだしね。

奥田:前作の『ANTI-HERO’S』は衣装を強めな黒メインで合わせたりしていたんですけど、今回はかなりイメージチェンジした感じになっています。

砂田:詳しくは言えないんですが、映像の中で使われるアイテムにも注目してもらいたいです。それぞれ思い入れがあるものを使っていたり、これまでの中でも一番自由な感じのMVかもしれません。

加納:僕らのMVには必ず車が出てくるんですが、そのナンバーにも注目して欲しい……!

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