欅坂46 渡邉理佐、クールな中に秘めた“人懐っこさ”と“前向きさ” キャラクター性を分析
欅坂46の渡邉理佐が7月27日に22歳の誕生日を迎えた。1998年生まれで茨城県出身の渡邉は、ファッション誌『non-no』の専属モデルを務めるなど、モデル活動でも注目されるメンバーのひとり。これまで『GirlsAward』や『東京ガールズコレクション』といったイベントに何度も出演するなど、女性からの支持も厚い。改名後の同グループで最も活躍の期待されている存在だ。今回はそんな彼女に注目してみたい。
“クール”で“人懐っこい”お姉さん
彼女の誕生日に際して公開された新加入の後輩メンバーのブログに、お祝いの言葉とともに以下のようなアピールが載っている。
雑誌いつも見させて頂いて、
どの表情も最上級に可愛いくて眩しくて憧れです。
私よく食べ物服にこぼします!!
いつかつっこんで頂けるように頑張ります
これからたくさんお話ししたいです
(大沼晶保の公式ブログより)
これは渡邉が以前、番組の企画で控え室を隠し撮りした際に、飲み物をこぼしたメンバーに対して「こぼしてんじゃねーよ」と言いながらティッシュを取ってあげていたシーンから来ている。放送時はまだデビュー直後で、スタジオであまり自分を外に出すことがなかった彼女。それだけに舞台裏で見せたこの行動は、当時の視聴者に非常に鮮烈な印象を与えた。それからというもの、彼女のそんなツンデレなお姉さん的イメージはすっかり定着。このように加入したばかりの後輩も書くほど、親しみやすいキャラクターとなっていった。
もっとも、実際は人懐っこい性格を持ち主で、その一面はあまり世に知れ渡ってない部分なのかもしれない。子供が好きで、欅坂46に入っていなければ保育士を目指していたとも明かしている。(参照)
そんな“人懐っこい”の人柄がよく分かるのが、『non-no Web』に掲載されている連載「渡邉理佐をほっとけない理由」だ。一緒に仕事をしているモデルやスタッフたちが彼女についてコメントを寄せるこのシリーズ。例えば女優・モデルの新木優子は、彼女をほっとけない理由を「心がすごくきれいだから」とした上で、こう表現する。
「周りの人をすごく愛を持って見ていて、こちらが恐る恐るノックしてみたら、むしろ待ってましたと大歓迎してくれるような感じ」(参照)
これについて、渡邉自身も同意するようにしてこう返す。
「私が持たれる第一印象は、だいたいが『おとなしそう』か『クール』。でも、それと同じくらい、仲よくなると『意外と話すんだね』って言われるから、本当はおしゃべり、好きなんだと思います(笑)」(参照)
このように打ち解けた人にはちゃんと素を出していくタイプなのだ。同じグループで活動する菅井友香も「仲よくなると見せる、おちゃめな表情や、意外な一面がある」と言っている(参照)。おとなしい分、最初は“クール”に見られがちなのだろう。
とはいえ、昨年4月には初ソロ写真集を集英社より発売。そのタイトルは、ずばり『無口』だ。その言葉が象徴する通り、あまり多くを語らず、目で訴えかけるような特有のオーラは、“笑わないアイドル”の欅坂46のトレードマークとしてグループ性をも形づくっていたように思う。