欅坂46 渡邉理佐、クールな中に秘めた“人懐っこさ”と“前向きさ” キャラクター性を分析
徐々に見せている変化
しかしここ最近、グループの雰囲気も少しずつ変わってきているのに連れて、彼女の雰囲気にも徐々にだが変化を感じることがある。今年の春先のインタビューではこんな発言をしていた。
「私も、まさしく今が転機だと思います。もちろん、振り返るといっぱいあるんですけど、これからの欅が私達にかかっているんだなと思ったら、今だなって。まだ何も具体的には始まっていないですけど、これからの活動への取り組み方次第で、また上昇していくことができるし、『欅坂はもう終わりだね』と思っている人がいるとしても、そのイメージを覆したいですし、負けたくないんです」(『B.L.T. 6月号』より)
以前はあまり見られなかったこうした力強く積極的なコメント。それまでのイメージを払拭するような淀みない前向きさがある。改名に際しても、
新しいグループ名になり、生まれ変わりますが
後ろ向きな気持ちはこれっぽっちもなくて
未来がきらきらして見えています
(参照)
とまったく不安を感じさせない。頼もしさすら感じさせてくれる書きっぷりだ。
グループが大きな変革を迎えているのと同様に、昔から在籍しているメンバーにも意識の変化が求められている現在。彼女のこうした前を向く姿勢は、グループの今後に欠かせない要素となるはず。
クールさの中に秘めた持ち前の人懐っこさと前向きなパワーで、メンバーたちを“きらきらした未来”へと導いてくれるだろう。
■荻原梓
J-POPメインの音楽系フリーライター。クイックジャパン・リアルサウンド・ライブドアニュース・オトトイ・ケティックなどで記事を執筆。