TEAM SHACHIがパフォーマンスで示した前向きな思い 4人のパワーアップ感じた無観客ライブを振り返る

TEAM SHACHIが無観客ライブで示した思い

 2018年10月にチームしゃちほこから改名。まもなく2才を迎える4人組アイドル・TEAM SHACHI(シャチ)が、7月28日に無観客ライブ『TEAM SHACHI TOUR 2020〜異空間〜:Spectacle Streaming Show“ZERO”』を配信した。

 新型コロナウイルスの影響で、2月から全10カ所14公演巡る予定だった全国ツアーは12公演が中止。さらにファンイベントや4月の無観客ライブなど、予定されていた多くのイベントを断念せざるを得なかったが、この日は溜めに溜めたフラストレーションを爆発させるようにエネルギーに満ちたステージを見せてくれた。TEAM SHACHIの4人とブラス民に加え、ドラム・Tatsuya(Crossfaith)、ギター・masasuck(FULLSCRATCH / the HIATUS / RADIOTS / J BAND)、バンドマスターでベース・MIYAといったこれ以上ない布陣からも、覚悟が伝わる。新たなoverture「Orcinus orca」から幕を開け、新曲「SURVIVOR SURVIVOR」に繋ぐオープニングも、これまでとは違う何かを感じさせた。

 2曲目「DREAMER」は、弾けるアップナンバー。ブラス民とバンド民にも照明が当たり4人のダンスもはずみ勢いに乗った。〈私たちがTEAM SHACHIだ〉〈TEAM SHACHIと呼んで〉といった強い言葉で自分たちの存在を植え付け、〈威勢よく声出していこうよ〉〈もっともっと輝こうっと〉と寄り添い夢を描いた。この曲が、この日のライブの起爆剤となり駆け抜けていった。コラボ曲「Rocket Queen feat. MCU」ではKICK THE CAN CREWのMCUが、「Rock Away」「なくしもの」ではヒダカトオルがゲストで登場し、ステージをますます賑やかにした。

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