TEAM SHACHI×ロックマンはコラボの理想形? スマッシュヒットを生んだプロモーション術を読む

TEAM SHACHI×ロックマンはコラボの理想形? スマッシュヒットを生んだプロモーション術を読む

 チームしゃちほこ改め、秋本帆華、咲良菜緒、大黒柚姫、坂本遥奈の4人からなるラウドでポップなガールズグループ TEAM SHACHIと、カプコンの人気ゲーム『ロックマン』とのコラボ楽曲&ゲームが話題を呼んでいる。そのコラボ曲「Rocket Queen feat. MCU」が収録された最新シングル『Rocket Queen feat. MCU/Rock Away』(10月2日発売)は、10月14日付オリコン週間シングルランキングで3位を記録。話題性とフィジカルの売り上げの結果から見ても、TEAM SHACHIとロックマン双方のファンが満足する形で着地した理想的なコラボとなった。

ロックマンファンも納得するクオリティの高いコラボ

TEAM SHACHI×ロックマン/MEGAMAN「Rocket Queen feat. MCU」【Official Music Video Game】

 では、なぜ今回のコラボが最高の結果を生むことができたのか。まず挙げられるのは、ロックマンファンも唸るコラボゲーム「ROCKMAN 20XX ~戦え! TEAM SHACHI~」のクオリティだ。『ロックマン2』をベースに30年後の世界が舞台となる同ゲームでは、TEAM SHACHIメンバーが操作キャラとなり、Dr.ワイリー AIに改造されたロックマンを助けにいく、というIFストーリーを展開。8ビットグラフィックでデザインされたメンバーをはじめ、老ボットになったロックマンやかつてゲーム『ロックマン2』に登場したボスキャラ、ジャンプするときの挙動など、細部にまで目が行き届いた仕上がりにファンやTEAM SHACHIを知らなかった人たちも歓喜の声を上げた。実際、サービス開始からの1カ月間で50万回プレイもされたというのだから驚きだ。

 1987年にファミリーコンピュータのアクションゲームとして登場した『ロックマン』は、国内外でも人気を博す大ヒットシリーズ。自ずとコラボのハードルが高まることは必須だが、ゲーム開発者でさえも完走が困難なクリア率0.1%を謳う鬼レベルの難易度が大きな注目を集めた。筆者もプレイしてみたところ、強制スクロールとトラップだらけのマップ、敵の配置まですべてがエグい。正直、70%(ゲームの攻略具合がゲームオーバー時に表示される)地点で、バブルマンを越えられず今も心が折れている。

 もともとトライ&エラーを繰り返してクリアを目指す、いわゆるプレイヤー泣かせの死にゲーというジャンルにも属する『ロックマン』(その難易度の高さとプレイヤーの悔しさは後に「エアーマンが倒せない」というヒット曲を生み、多くの共感を呼んだ)。もし今回の「ROCKMAN 20XX ~戦え! TEAM SHACHI~」が中途半端な難易度であれば、ここまでプレイヤーを熱中させることはなかっただろう。ひとつのコラボにも手を抜かないカプコンスタッフの情熱とロックマン愛が具現化したような名作ゲームとなった。

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