GENIC、デビュー初ライブに感じた“青春の匂い” 7人が全力で作り上げた熱いステージを観た
しっとりした空気になると、西本が「こういう曲の後のMCってどうすればいいの?」と口火を切り、改めて和田へのお礼を述べる7人。金谷曰く「夜系の曲」が続いたあとは、Da-iCE・工藤大輝が作詞作曲を手掛けた「SUN COMES UP」へ。7人でガシガシと踊り、男女の声が美しく混じり合うGENICらしい一曲だ。メンバーたちの笑顔も増え、楽しそうな雰囲気が伝わってきたところで、思い出がたくさん詰まっている「夏恋」が飛び出す。底抜けに爽やかで、可愛らしい曲調が彼らにピッタリ。顔を見合わせてニコニコと笑い合ってる金谷と宇井も最高にキュートだ。そして「抱きしめたら」と、爽やかな曲が続いた。
MCでは増子が「自粛期間中、なんでGENICに選ばれたんだろうとか考えて。(GENICのメンバーは)もともと決まってたんじゃないかな、こういうライブをするって決まってたんだなって思うと、運命を感じる」、西澤が「見えない糸でつながってる感じだね」など、それぞれにファンへの思いや感謝を口にした。そしてラストスパートは小池と西澤が作詞作曲をした「FLY」から。以前のインタビューでも、メンバーたちが「ライブでタオルを回したい」と口々に言っていた待望の楽曲だ(AAAやlolに続く男女混合グループ GENICインタビュー メンバーに聞く、グループの強みとアルバムへの思い)。
笑顔で楽しそうにタオルを回す7人を見ていると、ファンと一緒に盛り上がっている画が見えてくるようでもある。そしてGENICらしい疾走感溢れる「READY GO」を披露し、全9曲を終えた。最後は、西澤が「セトリをTwitterで集めていたんですけど、『TOGETHER』が結構多くて。でも話し合った結果、『TOGETHER』は皆さんと同じ空間で、同じ場所でTOGETHERしたいと思いまして。次、皆さんと会える時にTOGETHERしましょう」と次回のお楽しみも発表し、ライブに幕を下ろした。
デビュー後の初ライブは、7人の全力が見えた素晴らしい空間だったのではないだろうか。自分のパートではない部分も歌詞を口ずさんでいたり、笑顔で楽しそうに踊っている7人の姿には若いからこその勢いと、青春の匂いを感じる。この熱量の高いステージを、次回はぜひ直接目で、肌で感じたい。