SixTONES、西寺郷太、WONK……斬新なサウンドメイクとポップネスを備えた作品 新譜5作よりピックアップ

 官能的なロックサウンドと攻撃的なパフォーマンスを共存させたSixTONESのニューシングル『NAVIGATOR』、稀代のポップマエストロと称される西寺郷太の2ndソロアルバム『Funkvision』など。斬新なサウンドメイクと優れたポップネスを備えた新作を紹介します。

 今年1月にYOSHIKI(X JAPAN)プロデュース楽曲を収録した1stシングル『Imitation Rain/D.D.』 をリリース。ヘビィロックとダンスミュージックを融合させた音楽性、アグレッシブなパフォーマンスで大きなインパクトを与えたSixTONESから2ndシングル『NAVIGATOR』が到着した。アニメ『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』(フジテレビ系) オープニングテーマに起用された表題曲は、ゴージャズなダンストラック、意外性に富んだ転調と官能的なメロディ、〈未踏を進め〉という意思を刻んだ歌詞が共鳴するアッパーチューン。メンバー個々のボーカルの存在感を活かした構成、斬新な音楽的トライアル、誰もが楽しめるポップネスをバランスよく共存させた楽曲だと思う。「NAVIGATOR」によってSixTONESは、既存のアイドルとは異なる、グループとしての個性をさらに強くアピールすることになりそうだ。

SixTONES – NAVIGATOR (Music Video) [YouTube Ver.]
西寺郷太『Funkvision』

 NONA REEVESの西寺郷太が『TEMPLE ST.』(2014年)以来となる2ndソロアルバム『Funkvision』をリリース。コロナ禍によるステイホーム期間中(3月半ば~5月半ば)に自宅スタジオでベーシックトラック(ベース、ギター、プログラミングなど)を西寺が制作。さらに共同プロデューサーの宮川弾やゲストミュージシャンの冨田謙、林幸治(TRICERATOPS)らが参加し、超ハイクオリティなダンスポップミュージックを実現している。80年代前後のソウル、R&B、ファンクへの深い理解に裏打ちされたソングライティング、歌謡~J-POPのテイストを滲ませるメロディ、そして、ジョー・ラポルタ(ドレイク、ザ・ウィークエンドなどを手がけるエンジニア)によるマスタリングによって、2020年の最先端にリーチした“いまのポップス”を完璧に体現。「P.Y.T.(Pretty Young Thing)」(マイケル・ジャクソンの名曲カバー)をはじめ、抑制の効いたボーカルと高解像度のリズムはまさに世界基準だ。

西寺郷太(NONA REEVES)「BODYMOVES!」

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「音楽シーン分析」の最新記事

もっとみる