Leola&JAY’EDが語る、ウエディングソングに込めた想い「二人で誠実に未来を見据えるようなものに」

Leola&JAY’EDが挑んだ“愛の歌”

JAY’ED「『ふたり』というタイトルなので、「二人だけの世界」に」

――制作はどのように進みましたか?

Leola:年始から一緒にスタジオに入って、ギターで簡単にコード作って、そこにJAY’DEさんにメロディをつけてもらいました。そこから二人で合わせる部分を調整して、歌詞はお互いに順番に書いていきました。

JAY’ED:最初はLeolaさんから歌詞の世界観を打ち出してもらって、それを見た上で、男性としての思いを投げ返すイメージで書きました。

――トラックはどんな風に決まったのですか。

Leola:デモの時点ではギター1本で、めちゃくちゃシンプルでしたが、それだけでも満足できる曲になっていました。あまり肉付けしすぎない、世界を広げすぎないというイメージがあったので、それをアレンジャーさんに伝えて形にしてもらいました。

JAY’ED:「ふたり」というタイトルなので、「二人だけの世界」にできればいいなと。

Leola:サビで体が揺れるくらいにしたいね、という話はしてました。

――JAY’EDさんのソロ曲にはR&Bアーティストならでは自然なグルーヴ感がありますが、今回の曲にはお二人ならではの「少し揺れる感じ」がありますね。

Leola:自分の歌のラインでも、JAY’EDさんに歌ってもらったのをなるべく再現したいなと思って歌うんですけど、なりきれない部分もある。やっぱりすごいなって思いますね。

――「ふたり」というタイトルは最初からあったのでしょうか?

Leola:一番最後に決まりました。二人で歌ってる曲だし、結婚は二人で歩んでいくもの。サビの中にも「ふたり」っていうワードを入れていたので、キーワードとして響くものと考えた時に「ふたり」かなと。

――詩的にも音的にも、シンプルに伝えたいことを形にされたんですね。一緒に曲を作ってみて、おもしろさや難しさはありましたか?

Leola:難しかったと思うことはなくて、むしろいいことしかなかった。自分一人では絶対に作れなかったし、お互いのいいところを引き出しあえたし、本当に勉強になりました。JAY’EDさんが制作する姿を見るのも初めてだったし、制作自体もすごく楽しかったです。

JAY’ED「僕が女の子だったら、きっと自分を投影してしまう」

――曲作りを通してのお互いの印象はどうでしたか?

Leola:第一印象は、テレビで見ていた人なので、近づいてはいけない存在だという気がしていたんですけど、話せば話すほど癒し系です(笑)。でも、音楽となるとイケイケになっちゃうところがあって、そこがかっこいいなと。音楽やるために生きている人なんだということをすごく感じました。

JAY’ED:最初の印象はとにかく明るくて、部屋に入ったら空気をいっぺんに華やかにする人。音楽にもそういう明るさを感じますし、彼女の音楽に対する情熱を知れば知るほど、すごいなとリスペクトするようになりました。一緒に制作していて、とにかく楽しかったです。曲作りでいうと、リーダーシップにあふれていて、ちゃんと自分の楽曲としてリードしてくれる。歌詞を書くときにも頼りになりました。

――確かに、Leolaさんは引っ張っていく感じがありますね。

Leola:自分の作品に参加していただているので、後輩ながらに甘えてばかりじゃだめだなと思い、抱いていたイメージはしっかりお伝えするようにしました。楽曲に関して甘えられる部分は甘えきっていたので、そうじゃない部分ではちゃんとやらないといけないと感じていました。

――ソロ楽曲の時も「こうしたい」というビジョンはしっかり持っているのでしょうか?

Leola:こうだって思ったら説得してでもやりたいタイプ。必要な時は戦います。(作品が)世に出ていくその瞬間にもう自分の歴史に刻まれるから、時間の許す限りいいものにしたいなと。

――Leolaさんは今後も色々コラボをやっていきたいとおっしゃっていましたね。

Leola:誰かと一緒にやるって単純に楽しいし、自分の限界を超えられる。自分一人でブラッシュアップして成長してできることも増やしたいけど、たまには誰かに甘えながらよりいいものを作りたいです。

――挑戦したいコラボはありますか?

Leola:やるなら意外なところとやりたいです。例えばラッパーさんとコラボするのも面白そう。真逆だからできることもいっぱいあるだろうなと。

――JAY’EDさんから見たLeolaさんの声の魅力はいかがでしょう?

JAY’ED:何を歌っても彼女の世界観になる。Leolaさんの曲を聴くと歌詞がすっと入ってくる、そういう声質の持ち主だと思っています。僕が女の子だったら、きっと自分を投影してしまうんだろうなと感じました。

――Leolaさんには今後、アーティストとしてどんな可能性があると思いますか。

JAY’ED:今後もいろんなチャレンジをすることで、どんどん新しい扉を開くことができるアーティストだと思っています。Leolaさんの楽曲のスタイルはさらに進化していくはずですし、その過程の一つに参加できたのは嬉しいです。

――最後に、「ふたり」をファンの方にどう聴いて欲しいですか?

Leola:私のファンの方には、結婚はまだ先だと考えている世代の方が多いと思うのですが、いつかこの曲を将来を約束できる人と歌いたい、聴きたいと思ってくれると嬉しいです。同世代の子たちには、一緒に理想を叶えていこうよ!って言いたい。それから、コロナで結婚式が延期になった人も多いなかで、「私たちはこうやってお祝いします」という気持ちを受け取ってもらえたらいいなと思っています。

JAY’ED:一人でも多くの方々に、この曲を大事な人と聴いてもらって、結婚式で使って欲しいです。(結婚は)人生の中の大きなポイントだと思うんですけれど、自分たちの作った楽曲がその思い出の一部として大事なものになって欲しい。もしそうなったら、この曲作ってよかったなと思えます。

■リリース情報
Leola『ふたり feat. JAY‘ED』

2020年7月7日(火)配信リリース

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