GENERATIONS、2020年初ライブとなった『LIVE×ONLINE』 温かさとユーモアでファンと一つに

 LDHの新たなライブエンタテインメントとして7月2日から7月8日にかけて行われている有料配信ライブ『LIVE×ONLINE』(ABEMA)に7月6日、GENERATIONS from EXILE TRIBE(以下、GENERATIONS)が登場した。

 GENERATIONSは、今年4月から3カ所6公演のドームツアー『GENERATIONS PERFECT LIVE 2012▶︎2020』を開催予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により全公演が中止となり、今回が2020年初のライブとなる。

 まずは、これまでの彼らにはなかったバンドサウンドが新鮮な「ヒラヒラ」からスタート。疾走感のあるビートに乗って、MVさながらにステージを駆け回っていき、1曲目から彼ららしいパフォーマンスを見せてくれた。ファンも一緒に声を出して盛り上がることができる「BIG CITY RODEO」の間奏では、ボーカルの数原龍友が「みなさんで!」と視聴者に呼びかける姿もあった。

 「PIERROT」「Brand New Story」と続き、5曲目は初出場した昨年の『第70回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)で披露した「EXPerience Greatness」。ボーカルの片寄涼太が「コメントでも盛り上がっていきましょう!」とオンラインライブならではの呼びかけをしていた。

 MCでは「この日をどれだけ待ち望んでいたか……」と、久しぶりにライブができる喜びを噛み締める数原に対し、片寄は「7人で踊っているところをやっとお届けできてめちゃくちゃうれしい」と、溢れんばかりの笑顔を見せた。コメント機能があることに触れ、「思い出の曲があったら、聴きながら思い出のエピソードをコメントしてください」とオンラインライブの楽しみ方を提案し、ラブソング「Love You More」を歌い上げる。実際に、恋愛の思い出や、過去に行ったライブで見た同曲のパフォーマンスを思い出したというファンからのコメントが届いていた。

 YouTubeでMVが1000万回再生を突破したヒット曲「One in a Million -奇跡の夜に-」では、女性ダンサーが登場。披露するたびにファンから悲鳴とも取れるような歓声があがる演出が話題となっているが、今回もペアダンスや傘を使った演出にコメントが殺到していた。

 そして、パフォーマーの白濱亜嵐、小森隼、佐野玲於、関口メンディー、中務裕太によるDANCE TRACK。縦横無尽に飛ぶドローンがパフォーマーのソロダンスを捉えていく。腕やひじ、手首を巧みに操るタットを取り入れたトリッキーなダンスを見せた白濱に対し、小森は足さばきが特徴のシカゴフットワークを披露。スピード感あるダンスからうって変わって、佐野は重いビートに乗せて得意のクランプを見せつける。続けて、関口も大きな体を生かしたダイナミックなクランプでたたみかけていく。ポッピンを織り交ぜたオリジナルスタイルからバク宙を披露しソロダンスを締めくくった中務の元にパフォーマーが集まり、勢いのある圧巻のルーティンを見せつけた。

 ここから、ボーカルのみで楽曲が披露されていく。数原は、LDHが贈る新たな朗読劇『BOOK ACT』の劇中歌「もう一度君と踊りたい」、片寄は自身が出演したドラマ『貴族誕生-PRINCE OF LEGEND-』と映画『貴族降臨-PRINCE OF LEGEND-』の主題歌「Possible」。それぞれGENERATIONSとはまた違う世界観の2曲となっており、彼らの引き出しの多さに驚かされた。続けて、片寄がピアノで伴奏をし、数原と息ぴったりの歌声を響かせた「少年」は、MVにある1シーンを彷彿とさせる演出となっていた。

 パフォーマーも登場し、全員がジャケット姿で大人の色気を醸し出しながら披露した「Stupid ~真っ赤なブレスレット~」では、曲の世界観に合わせてモノクロの映像に。ファンからの人気が高い楽曲であり、ファンを思って作られたライブだと感じられた。

 これまでのライブ映像とともに、メンバーそれぞれの手書きのメッセージが映し出されていくと、最後に「全ての“ドリーマーズ”にパワーよ届け!!」という片寄のメッセージから、「この先の未来に語り継いでいきたい」という想いが込められた渾身の楽曲「DREAMERS」へ。続けて、「I GET HIGH!!」というフレーズが印象的な「AGEHA」でさらに盛り上がりを見せていった。

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