木村拓哉、変わることない姿勢で臨んだ“音楽プロジェクト”のステージ 初のワンマンライブ映像から感じた熱

 木村拓哉、初のワンマンライブ映像作品『TAKUYA KIMURA Live Tour 2020 Go with the Flow』が6月24日に発売された。

 「待ってたよキャプテン!」「かっこいい超凝縮」ーー毎度お馴染み、タワーレコードの店員が手掛ける店頭ポップからも、ただならぬ熱気が伝わってきた。木村は、1月にアルバム『Go with the Flow』をリリースし、約5年ぶりにコンサートステージに立った。

 2020年2月20日大阪城ホール。メインステージには3つの巨大モニターに、波をイメージした「Go with the Flow」の文字。アーティスティックなグラフィックを背に披露された「Flow」、「NEW START」で一気にテンションがあがった。小山田圭吾に水野良樹、『Go with the Flow』収録曲の制作陣はとにかく豪華。各クリエイターのファンも多いだけに、プレッシャーもあったのではないか。そして、忌野清志郎作詞・作曲の「弱い僕だから」へと続いた。

 中でも印象的だったのは、美しい照明に照らされながらの「Your Song」。作詞・作曲は川上洋平(from [ALEXANDROS])。[ALEXANDROS]の楽曲として、PlayStation®4ゲームソフト『JUDGE EYES:死神の遺言』のエンディングテーマに起用された。ゲーム内で木村が演じた八神隆之を思い出す一曲だが、もう一つ、重なるものがあった。

 聞きなれた歌声と歌詞の意味。ステージを照らす4つの大きな光が交差する場所に立つ木村。川上が木村をイメージして制作した楽曲で、木村がこの音楽プロジェクトにおいて、マイクの前で一番最初に歌った曲であること、そんなエピソードを集めると胸がいっぱいになった。

 ここでダンスステージ。ボタニカル柄のシャツを脱ぐと、次々とダンサーがやってくる。最後に、木村に寄り添ったスレンダーな女性……2014年放送『SMAP×FNS 27時間テレビ』(フジテレビ系)で行われたライブ「SUPER MEMORIAL ADRENALIN PARTY」などにも登場した、ファンの間ではおなじみのダンサーさん。

 さりげなく衣装チェンジをすると、久保田利伸作曲の「Style」へ。この曲は、2008年9月24日からスタートした『SMAP 2008 super.modern.artistic.performance.tour』の中でも披露したソロ曲だ。

 当時は茶色のハットにデニム、白いTシャツにベストを重ねたカジュアルスタイルだったが、2020年Ver.はドレスアップ。黒いハットを斜めに被り、胸元には赤い花のコサージュ、襟元はシルクのような光沢をあしらったドレッシーなスーツ。当時は両脇に2人のダンサーがいたのだが、今回は2人増えて4人に。

 光るスタンドマイクを握り、照明の当たり具合で陰影がつくと渋さが増す。木村を真上から照らすシャンデリアのような照明。軽妙洒脱なサウンドが心地良い。

 「ちょっと懐かしい感じはあったのですが」と木村。12年経っても色褪せない楽曲はさすがだが、当時と遜色ないパフォーマンス、いまだからこその演出で魅せる木村もすごい。



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