SUPER★DRAGON、配信ライブ「with LIVE」に見た一層強くなったチームワークと表現力の凄み

スパドラ、配信ライブ「with LIVE」レポ

 EBiDAN発、9人組ミクスチャーユニットであるSUPER★DRAGONが、6月14日に自身初となる配信ライブ『SUPER★DRAGON オンラインライブ 「with LIVE」』を行った。今回のライブは、FanStreamというアプリで行われ、視聴者はライブ配信を楽しみながら直接チャットを送ることができるシステムになっており、大いに盛り上がった。

 デビューから約5年が経ち、年々パワーアップした姿を見せ続けているSUPER★DRAGON。オンラインライブでは、大人っぽくなったメンバーによるクールなカメラアピールが続出し、普段と異なるアングルからパフォーマンスが映されるなど、メンバーとファンにとって新鮮なライブとなった。本来であれば、春にはZeppツアーを予定していたというが、中止となってしまった最中でも、各メンバー、インスタライブを配信するなど、精力的に活動してきた。

 はじめに、赤い衣装を身に纏ったメンバーが、新アルバムのテーマとなっていたフラッグを持って一人ずつステージに入場すると、今回の期間を経て髪色が変化したメンバーが数人いたことでチャットが盛り上がっていた。ライブは、デジタルシングルとして配信された新曲「SUPER★DRAGON」から始まった。今回のライブの直前にMVが公開されている楽曲。メンバーの池田彪馬によるハイトーンな歌声から威勢良く始まる同楽曲は、グループ名がそのまま曲のタイトルにもなっているように、溢れ出る疾走感と一体感が感じられる一曲となっている。サビでは〈俺たちが時代を変える〉という歌詞が歌われているように、安定感のあるボーカルと9人の迫力あるダンス、加えて洗練されたメンバーの表現力が凄みを演出していた。色気が増したというファンのコメントが多かったように、メンバーの成長によって大人っぽさも自然と出るようになり、一段と気持ちのこもったパフォーマンスで視聴者を魅了した。続けて「Don’t Let Me Down」を披露。俊逸な音楽性とスタイリッシュなダンスで定評のある同楽曲では、複雑なフォーメーションと息のあったダンスがさらにレベルアップした印象を受けた。長いライブ休止期間を経たからか、弾けるようなパフォーマンスで、とても熱量の感じられるステージとなっていた。

 MCでは、ソーシャルディスタンスを保ちつつ、一人ずつ自己紹介をした。中でも、画面越しの視聴者に「盛り上がってますか!」とハイテンションで声をかける最年長の志村玲於に対して、メンバーのみでシュールに盛り上げる新鮮な空気感を展開した。最年少の柴崎楽は、身長が伸びて175cmになったことを報告。誕生日を迎えてから初めてのステージであるというメンバーも数人いるなど、各人が成長し、グループとして新しい姿を見せた。

 次に披露した「City Noise」では、クールで爽やかな魅力をアピールすると、中毒性のある楽曲「WARNING」では、それまでの雰囲気がガラッと変わった独特な世界観で激しいダンスを披露した。さらに、メンバーの煽りなどでギアの上がる演出が施された後は、重低音の響く楽曲「Untouchable MAX」で全身全霊のパフォーマンスを披露した。

 ライブの中で寄せられたコメントを読むMCコーナーでは、ファンとの交流を深め、見ているファンに感謝を伝えた。また、メンバーが写真を撮ってツイートし、その後のリツイートを見届けるなど、和んだ雰囲気で展開された。

 次に披露された「雨ノチ晴レ」は、ポップな楽曲で、クールなパフォーマンスから一転した可愛いらしい姿を見せる。メンバー自らカメラを回したり、カメラアピールも積極的に行なっていた。ラストはメッセージ性のある楽曲「SOUL FLAG」を披露。力強く、魂のこもったパフォーマンスで、感動的なステージを披露し、終了した。終始エネルギッシュなステージで視聴者に元気を届けたSUPER★DRAGON。久しぶりのライブで一層強くなったチームワークが感じられる時間となった。

 終了後、一旦別室へ移ったメンバーは、自分たちができる最大限のライブができたという感想を寄せていた。YouTubeで無料生配信が行われたアンコールでは、メンバーがTシャツに着替えてステージに再び戻ってくると、1stアルバムから「KITTO→ZETTAI」を披露し、最後は画面越しのファンへ感謝の気持ちを伝えた。

 ハッシュタグ「#スパドラwithLIVE」が、Twitterのトレンドで3位に入るなど大きな盛り上がりを見せたSUPER★DRAGONのオンラインライブ。7月26日には2ndオンラインライブを開催することも決定している。

SUPER★DRAGON オフィシャルサイト

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