OWV 本田康祐、中川勝就、佐野文哉、浦野秀太……年内デビューを前にそれぞれの強みとキャラクターをおさらい
クール&エモーショナルな職人肌、佐野文哉
『PRODUCE 101 JAPAN』の中で、本田と良いライバル関係を築いていた佐野。配信特番でメンバーたちから「冷静沈着」、「エモい」と評されていたように、番組内でもクールに練習を重ねる姿が印象的だった。佐野もダンスを得意とするメンバーで、その実力は本田も一目置いていたほど。途中、トレーナー陣に「スキルはあるのに表現力がない」という指摘を受けたこともあったが、コンセプトバトル時には「すごく良くなった」と評されるほど努力家で吸収力抜群だ。他にも、グループバトル時に他の練習生と切磋琢磨しながら振り付けを考えたり、コンセプトバトルで本田とポジション争いをしたり、ダンス面での魅力を存分に発揮してきたのではないだろうか。
そんな佐野は華があるメンバーながら、職人気質な部分を持つ。配信特番でも、「ダンスの構成を考えたら5人が作りやすい」、「逆に4人という少人数だからいろいろできそう」など度々ダンスの振り付けについても言及。OWVがセルフプロデュースを行なう上で、彼の職人気質な部分は欠かせなくなるはずだ。
ハイトーンボイスが武器の愛されキャラ、浦野秀太
ボーカル志望として『PRODUCE 101 JAPAN』に参加した浦野。有名事務所に所属してダンス経験もあったが、ポジションバトル、グループバトル、コンセプトバトルともにボーカルとしてグループを勝利へ導いてきた。グループバトルでは当時1位だったJO1・川尻蓮からいの一番に指名を受け、「僕は秀太の声が好きです。秀太は一番ハイトーンが綺麗に出せる」とべた褒めされる場面もあった。実際、本番では三代目 J SOUL BROTHERSの「RAISE THE FLAG」という難しい曲も力強く歌い上げてみせた。OWVにとっても欠かせないボーカリストになることは間違いない。
そして、配信特番で中川から「ムードメーカー」、本田から「一番甘え上手な人」と言われていた通り、キャラクターも申し分ない。MCのニューヨーク・屋敷裕政との掛け合いではバラエティ力も発揮していた。トーク番組などで活躍してくれることにも期待したい。
個性的なメンバーが集まったOWV。一見バラバラに見えるが、不思議とまとまりがあるのがこの4人の魅力だろう。駆け足で紹介してしまったが、ぜひ彼ら4人に注目して『PRODUCE 101 JAPAN』を見直してみてほしい。まずは年内のCDデビュー、そしてその後の活躍までしっかりチェックしていきたいグループだ。