嵐 松本潤、幅広いキャラクターを演じる緻密な役作り 『99.9-刑事専門弁護士-』『ごくせん』特別編放送を機に考察

 あの深山大翔が帰ってくる! 嵐の松本潤主演『99.9-刑事専門弁護士-SEASONⅠ』(TBS系)の特別編が5月31日午後9時から放送される。同ドラマは松本演じる主人公の深山大翔をはじめ個性あふれる斑目法律事務所の刑事専門弁護士たちが、逆転不可能と思われる難事件に挑むリーガル・エンターテインメント。痛快なストーリー展開に加え、出演者同士のコミカルなやりとりや劇中に盛り込まれた小ネタで人気を博し、2018年にはSEASON IIも放送された人気シリーズ。今回の特別編放送をきっかけに松本の俳優としての魅力を考察してみたい。

 松本が演じたのは型破りだが有能な弁護士 深山大翔。99.9%刑が確定してしまった案件も、残された0.1%の事実を自分が納得できるまで徹底的に追及する若手弁護士。料理が趣味で調味料にも尋常でないほどのこだわりを持つキャラクターだ。深山とチームを組むことになったベテラン弁護士の佐田篤弘に香川照之、深山に振り回される女性弁護士 立花彩乃に榮倉奈々、パラリーガルの明石達也に片桐仁など豪華なメンバーも魅力のひとつ。劇中の斑目法律事務所の面々とのテンポの良いやり取りも見どころだ。

 今作で初の弁護士役に挑戦した松本はクセのある深山を一ミリのブレもなく熱演。表情やセリフの言い回しをはじめ深山のトレードマークとなった紺のスーツと皮のリュックを背負ったスタイルで、歩く姿まで普段の松本とは全く違うことに驚かされた。嵐のコンサートの演出などを担う松本の完璧を求めるこだわりはライブDVDのメイキング映像や現在配信中のドキュメンタリー『ARASHI’s Diary -Voyage-』(Netflix)でも見ることができるが、自身の演技に関してもキャラクター作りに一切の妥協を許さない姿勢が伝わってくるようだ。またダジャレ好きでもある深山の時折見せるファニーな一面もファンならたまらないところだろう。

 これまでの松本の俳優としての仕事を振り返ると、グループの知名度を圧倒的にした『花より男子』(TBS系)を筆頭に『きみはペット』(TBS系)で小雪演じる独身のキャリアウーマン巌谷澄麗のペットとして暮らす美しい青年 モモ役を繊細に演じたことも印象的だ。また“花男”が爆発的なヒットとなったため、主人公 道明寺司の俺様キャラが定着し、他の役は難しいのでは、と思われていたところ、『バンビ〜ノ!』(日本テレビ系)で数々の試練を乗り越えて成長していくイタリアンのシェフ伴省吾を力強く演じて見せ、それらは杞憂であったことを自ら証明して見せた。

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