Crush、Reddy、BIBI……愛らしさから不思議な世界観まで、映像と楽しむ韓国HIPHOP/R&B6作

 新型コロナウイルス(COVID-19)の影響により家の中で過ごす時間が長くなったことで、耳だけでなく目でも一緒に楽しめるミュージックビデオが求められている。韓国ヒップホップ/R&Bシーンでは、そのようなリスナーに応えるように新鮮なテーマと優れた映像美を備えたMVが次々とリリースされている。今回の記事ではそれぞれ異なる魅力のフレッシュな音楽と映像で深い印象を与える6曲を紹介したい。

Crush feat.Joy (of Red Velvet)「Mayday」

Crush (크러쉬) – 자나깨나 (Feat. 조이 of Red Velvet) MV
Crush『homemade 1』

 新型コロナウイルスの世界的な流行は、Crushの創作活動にも強く影響を与えたようで、最近彼は家ですべての曲作りをするという「homemade」プロジェクトを始めた。その第1弾となるのが今回リリースされた「Mayday」。楽曲には毎日家の中で過ごす辛さが表現されており、“思い切り休むってことがこんなに辛いとは Mayday”という歌詞は多くの人々に共感を呼ぶのではないだろうか。彼の自宅待機の生活を描いた愛らしいMVには興味深いポイントが多く、出演する犬は実際にCrushの飼っている犬で、ドッグトレーナーは韓国一有名なトレーナーだという。フィーチャリングとして参加したRed VelvetのJoyは清涼感溢れる歌声とともに魔法のように登場し、退屈な日常を元気な幸せに変えてくれる。

Hitchhiker X sokodomo「Sugar」

[STATION] Hitchhiker X sokodomo ‘Sugar’ MV
Hitchhiker『Sugar -SM STATION』

 『SM STATION』(SM Entertainmentの音源公開プロジェクト)シリーズより配信リリースされた「Sugar」。同プロジェクトでは、SM所属のアーティストを基本としながらも、外部のアーティストやプロデューサー、作曲家らを迎えレーベルやジャンルを問わず新鮮なコラボレーションを積極的に行っている。今回は、SMエンターテインメントの専属プロデューサーとして東方神起、EXO、SHINeeなどの楽曲を手がけたHitchhikerと、『高等ラッパー3』」(Mnet)出演で知られ、最先端の音楽性で韓国ヒップホップシーンで注目を集める新人・sokodomoのタッグだ。HitchhikerはEDMプロデューサー兼DJとして洗練された音楽性と、3Dキャラクターを用いたユニークなペルソナで有名で、本作のMVでも彼はグラフィックとして出演した。『SM STATION』だからこそ実現できた両者の相性は絶妙で、実験的な組み合わせは大成功だと言える。

Reddy「Hmmm」

Reddy(레디) – Hmmm [Lyrics]
Reddy『500000』

 SKY-HIなど日本人ラッパーとのコラボでも知られている<Hi-Lite Records>所属のラッパー・Reddyがデビュー10年目にして初めてのフルアルバム『500000』をリリースした。アルバムの収録曲「Hmmm」はアルバムを通して一貫したテーマでもある「どうやってキム・ホンウ(※Reddyの本名)は今のReddyにたどり着いたのか」という物語の中で大きな軸となるトラック。歌詞には、デビューはしたもののまだ一人前のラッパーになれなかったころの彼の感情が率直に描かれている。デビュー後もセレクトショップの店員として働いていた当時の彼の視線で書かれた歌詞に合わせ、MVのセットもそのショップを再現している。優れたファッションセンスで有名な今のReddyだが、そのような歴史を通じてみるとまた違った一面も見えてくるだろう。

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