『G-EGG』が映す、SUPERNOVA ユナクと“金の卵”たちの師弟物語 「おうち時間」に楽しみたいエンタメ配信番組:ABEMA編

『G-EGG』ユナクと“金の卵”たちの師弟物語

 「おうち時間」を彩る動画配信サービスのオリジナル番組をピックアップするシリーズ第3弾。今回は、ABEMAで配信してきたグローバルアイドル発掘×リアル成長ストーリー『G-EGG』だ。

 日韓合同プロジェクトとなる『G-EGG』を、プロデューサーとして指揮するのはSUPERNOVA(元 超新星)のリーダー・ユナクとY-crew。3年に渡って構想してきたというユナクが日韓の“金の卵=G-EGG”たちを選抜し、様々なミッションを経てスターへと育成していく。

 視聴者参加で行なわれる人気評価・個性評価。プロの演出家やダンサー、ボイストレーナーらによる審査員評価。番組制作、運営スタッフらによる人間力評価を踏まえて、ユナクが最終的にデビューするメンバーを決定する。

 G-EGG生として集まったメンバーは24名。すでにアイドルとしてメジャーデビューを経験した者、『PRODUCE X 101』など何度もオーディション番組でトライしてきた者、有名アーティストのダンサーを務めてきた者……実力も知名度も誇るメンバーも少なくない。だが、現状を打破して、より高みを目指したい。彼らの眼差しを見ると、表現者に決してゴールがないことを知る。

 だが、キャリアがあるからこそ癖がなかなか抜けなかったり、新たなチャレンジに抵抗を感じたりもする。次のステップに進むために、もう1段階成長するためには、無意識のうちに作り上げた自分の殻を破る勇気を持つ必要があるのだ。

 そこでユナクは、軍隊さながらの過酷な合宿を用意する。その訓練風景は「これが日本のアイドル番組のスタイルですか?」と参加者のヒドが声を上げずにはいられない。ゲーム、イヤホン、携帯電話などは合宿に集中するためにすべて没収。さらに外出は禁止。食事以外の間食も禁止。シャワーは15分以内。朝は6時起床で5分以内に集合。もちろん遅刻厳禁。遅れれば、1秒×回数の腕立て伏せを全員に課せられる。

 ウォーキングという名の行進で、宿舎から海岸へと移動。「1、1、1、2 そーれ!」という掛け声も必須だ。砂浜についたらチームの代表者がタイヤを引きながら走る“タイヤダッシュ“。代表者が負ければ、メンバーが腕立て伏せのペナルティを受ける。しかも、代表者自身はそれを見ていなければならない。

 そんな肉体的にも精神的にも追い込まれながら、少しずつ心の鎧を下ろしていくメンバーたち。ゴールの見えない夜間ウォーキングでは、他のメンバーの荷物を背負ってサポートする姿も見受けられた。シヒョクは「大変なとき泣く人は三流、怒る人は二流、笑う人は一流って聞きました」と笑顔で答えていたのが印象的だった。そして気づけば、人生で一番辛かった想い出を吐き出せるほどの仲に。

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