草なぎ剛、愛犬くるみちゃんとの不思議な縁 活躍を支え続ける“守るべき存在”

 草なぎが犬を飼う上で大切にしているのは、「常に一緒にいること」だそうだ。その言葉通り、そこから彼の仕事には、くるみちゃんの姿をよく見かけるようになった。香取がMCを務めていた『おじゃMAP!!』(フジテレビ系)に草なぎがゲストとして登場した際、くるみちゃんもTV初出演を果たす。めったに吠えないのに、ここぞというタイミングで「ワン!」と鳴き、みごとに笑いを誘ったこともあった。

 さらに、草なぎと香取のユニット・ShinTsuyoが歌う「KISS is my life.」に乗せて、竹内結子とキヤノン ミラーレスカメラ『EOS Kiss M』でCM共演するなど、草なぎがいない現場でも仕事を見事にこなしていったくるみちゃん。草なぎもファンも、そんな彼女に敬意を評して「女優さん」と呼ぶ姿も微笑ましい。

 1歳の誕生日である2017年12月30日には、YouTubeにて「クルミちゃんの唄」を自作して熱唱するシーンも。

クルミちゃんの唄

 〈食べるのに目がない君だから 時には心配さ 守ってあげるよ〉というさりげない日常から紡がれた歌詞には、どんなに草なぎがくるみちゃんに対して、大事に思っているのかが伝わってくる。それは、恋人のようであり、愛娘のようであり、種族を超えた親友のようでもあり……いずれにしても、草なぎの愛情深さを改めて知る機会となった。

 また、こんなにも溺愛しているのに、くるみちゃんは草なぎが帰ってきても〈お出迎えしてくれない〉という歌詞にはクスッとさせられる。ちなみに、2020年4月27日発売の雑誌『Numero TOKYO』のインタビューでも、いまだに「お出迎えはナシ」な様子。だが、最近はお腹を出して「なでて」という素振りは見せるようになったようだ。

 子犬の名前をつけた際、草なぎは映画『レオン』に登場するレオンとマチルダの関係性を「素敵だ」と話していた。孤独なレオンのもとに、やってきた少女マチルダ。マチルダの行動を危なっかしく感じながらも、彼女の心はレオンよりもずっと大人で、2人は恋愛とも友情とも定義できない愛情でつながり、生活を共にする。そんなレオンとマチルダに、草なぎとくるみちゃんの関係性がリンクしているように感じた。

 映画『レオン』とは異なり、草なぎとくるみちゃんの物語はまだまだ続く。子犬という新しいキャラクターの登場で、関係性がどう変化していくのか実に楽しみだ。子犬の成長と共に、ゆっくりと見守っていきたい。

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