亀梨和也&山下智久、自粛期間のモヤモヤを即興ソングに 長年の親交も感じさせた亀と山P『ANN』を聞いて

 KAT-TUN亀梨和也と山下智久によるユニット亀と山Pが、4月25日『亀と山PのオールナイトニッポンPremium』(ニッポン放送)に登場。3時間の生放送を行なった。この番組は、「Stay at Home ジャニーズ・ウィークエンド」と題して、おうち時間が増えているリスナーに少しでも笑顔になれるコンテンツを届けたいとの願いが込められた特別番組だ。現在、再放送中のドラマ『野ブタ。をプロデュース』(以下、『野ブタ。』)で共演し、修二と彰として「青春アミーゴ」をヒットさせた2人。長年の親交を感じさせる飾らない会話で、名言(迷言?)が連発する賑やかなオンエアとなった。

山下の天然炸裂「温泉掘りたーい」

 番組冒頭は、ふたりのおうち時間についてトークが展開される。山下は「1日1善」ならぬ「1日1クリエイティブ」を掲げ、歌詞を書いたり、動画を編集したりと、何かしらの創作活動をしていると明かす。一方、亀梨は友人と後輩のA.B.C-Z河合郁人、Snow Man宮舘涼太らと共に、毎朝リモートトレーニングをしているそう。この番組が決まったときにも、ふたりでビデオ電話をしたことをキャッキャッしながら報告。これまでとは異なる日常に戸惑いながらも、工夫しながら楽しもうとしている2人。番組ではリスナーたちが今の生活で感じている自慢や不満を募集することに。さらには、その溜まった想いを即興ソングにしてしまおうというのだ。さっそく、熊本県に住むリスナーから「自宅のお風呂が温泉」という自慢が届くと、「温泉最高じゃない!?」と盛り上がる2人。「憧れるよね」という亀梨の横で、さり気なく山下の口から飛び出したのが「温泉掘りたーい」の声。もちろん、そんな天然発言をリスナーが聞き逃すはずもなく、「温泉掘りたい」は見事即興ソングの歌詞にノミネートされる。

亀梨、34年越しの「じまえ」勘違い

 新型コロナウイルスによって、当たり前なことがそうではないと気づかされたこと。ともすれば生活は単調な繰り返しで、そのルーティーン以外を考えることがどれだけ大事なことだったかを知ったこと……元来、真面目な亀梨はオープニングからしっとりと語りかける。「隣に住む女子高生のサックスがうるさいけれど、半分応援してる」というメールにも、イライラを受け止めていく気持ちを持つように諭すシーンも。すると、リスナーたちから「ずっといいことばかり言ってますよね。名言カレンダーでも発売するんですか?」とツッコミのメールが届く。これには思わず「めちゃくちゃイジられとるやん!」と笑ってしまう2人。亀梨も山下も、「俺らイジられんの嫌いじゃないしね」とそうしたノリは大歓迎だと喜ぶが、亀梨が「事前(じぜん)」を「じまえ」と読み間違えたことにもツッコミが届く。実は亀梨、このオンエアまで34年間ずっと「事前」を「じまえ」と読んでいたことが判明。すると、山下も「Wi-Fi(ワイファイ)をウィフィって読んでた」と黒歴史を暴露。ならばと、亀梨は「DANGER(デンジャー)」を「ダンガー」と読んでいたこと、さらに「不一致(ふいっち)」を「(英語的な)フィッチ」と言っていた過去も告白。もちろん、こちらも即興ソングの歌詞に採用されることに。

アルバム収録曲「光を」は「ピカーン」と!?

 番組では亀と山P、初のオリジナルアルバム『SI』の発売が延期になってしまったことを受け、発表されているタイトルだけを見て“ジャケット買い“のように、リスナーからのリクエストを受け付けることに。アルバム名の『SI』は「青春アミーゴ」の歌詞の〈SI〉を彷彿とさせることに加えて、逆さにすると、“15”に見えること(『野ブタ。』から15年)もかかっていると説明しながら「ジャニーさん、聞いてる? これが僕らのジャニーズイズム!」(亀梨)、「どや! どやどや!」(山下)と盛り上がる2人。さらに、YouTubeでMVを発表しているリード曲「Amor」は、『野ブタ。』の最終回が海で終わったことから急遽、海のシーンを取り入れることを思いついたことなど、裏話も交えつつ紹介していく。なかでも多くのリスナーが関心を持ったのが、唯一日本語タイトルの「光を」だった。なにせタイトルしか知らされていないリスナーたち「曲の最初にピカーンという効果音が入ってるのでは?」と自由に発想をふくらませる斬新な展開に。「10代とか20代とかだったらそういう楽曲になってたかも! この手に“ピカーン“!」(亀梨)、「絶対そうだよ」(山下)とノリノリ。実際には、30代らしい弦楽器の美しい楽曲に仕上がっているので、そちらも要チェックだ。

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