清水翔太「416」AWAウィークリー再生数ランキングで首位 脱エレクトロ路線&謎のタイトルも話題に

清水翔太「416」AWAランキングで首位

 清水翔太がおよそ8カ月ぶりとなる新曲「416」を配信リリースし、AWAのウィークリーランキング(4月13日〜4月19日付・AWA調べ)で1位を獲得した。

1位:清水翔太「416」
2位:Official髭男dism「パラボラ」
3位:BiSH「TOMORROW」
4位:韻マン「Change My Life」
5位:緑黄色社会「Mela!」
6位:ちゃんみな「Never Grow Up (Acoustic Version)」
7位:Mrs. GREEN APPLE「PRESENT(English ver.)」
8位:GENERATIONS from EXILE TRIBE「Red Carpet」
9位:Ms.OOJA「Heroes」
10位:CREAM「Go Peaches (Remix) [feat. KOWICHI & Merry Delo]」

 昨年リリースされた「Sorry」や「Breathe Again」では、トラップやEDM、トロピカルハウスといった要素を導入し先鋭的なサウンドスケープを展開していた清水翔太。歌声にもオートチューンをかけるなど近年はエレクトリック路線が続いていたが、今作では一転しアコースティックなアプローチを取っている。アコギによるバッキングとフィンガースナップに導かれ、息遣いなどのニュアンスまで感じ取れるような優しい歌声。実はアコギも、途中から重なる壮大なストリングスセクションも全て打ち込みによるものだが、どこかカントリーやリズム&ブルースをも彷彿とさせるような懐かしいテクスチャーは、過去作でいえば「milk tea」辺りにも通じるものがある。

清水翔太「416」

 タイトルとなった「416」は、歌詞の中にも登場せず本人曰く「特に意味はない」とのこと。強いてあげれば彼がデビューするため上京し、2回の引越しを経て住んでいた恵比寿の部屋が「614号室」で、その数字がずっと頭の中に残っていたという。本作の歌詞が、「時間」をテーマにしたものであり、主人公がちょうどその「614号室」に住んでいた頃の清水翔太と同世代ということもあって、「時間」や「時計」をイメージさせる数字にするため順番を入れ替えたのが、「416」というタイトルに決まった経緯だとか(参考:清水翔太、新曲「416」タイトルが表すもの アルバム制作に対する思いも語る)。なるほど、「4時16分」や「4月16日」「416日」など聴き手次第で、様々な「時間」を想像できるユニークな仕掛けだ。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる