日向坂46 金村美玖は、“アイドルの醍醐味”を体現した存在に? 今、注目を集める理由
そして、「ソンナコトナイヨ」でついにフロントを務めることに。この1年の実績を考えると、金村が抜擢されるのも納得だ。さらに小坂が欠席した『日向坂46×DASADA LIVE&FASHION SHOW』でも、ライブの1曲目である「青春の馬」のセンターに選ばれた。同イベントは“『DASADA』の世界観が楽しめるエンターテイメント溢れるファッションショー&コンサート”と銘打っているだけに、主題歌である「青春の馬」のセンターを務めたことは、この日一番の大役だったといえるだろう。東村は、金村が抜擢されたことについて「感情を訴えかけてくるタイプの曲だし、実際に美玖ちゃんの感情の込め方がとても力強くて『やっぱり合ってる!』と思いました」(『月刊エンタメ』4月号)と話している。また、同イベントは活動休止していた濱岸の復帰のステージでもあった。「青春の馬」のハイライトである濱岸と金村のペアダンスでは、金村が涙を流している濱岸を和やかにサポートする姿が頼もしかった。また、「自分に個性がない」と悩んでいた金村が、横浜アリーナという大舞台で大役を任されていることもとても感慨深い(「青春の馬」の歌詞を見ると、金村の無我夢中に走ってきたアイドル人生と重なるからこそなおさらだ)。
いわゆる“普通の女の子”がプロとして成長していくーーそれは「アイドル」を楽しむ上での醍醐味でもある。そして、常に等身大でひたむきな金村は、まさにそれを体現している1人だ。だからこそ、彼女から目が離せないのかもしれない。