欅坂46 平手友梨奈に最後も気持ちよく裏切られた 衝撃の脱退&卒業発表に寄せて

 欅坂46が1月23日、メンバーの織田奈那と鈴本美愉の卒業、佐藤詩織の活動休止、そして平手友梨奈の脱退を発表した。

欅坂46『黒い羊』(Type-A)

 4名はいずれも結成時からグループを引っ張ってきた1期生。ムードメーカー的存在の織田に加え、ダンス面で牽引していた鈴本と佐藤が離れるとあって、ファンのあいだでは心配の声が広がっている。特に平手は、デビュー作からセンターを務めるなどグループの中心人物であった。年末の特番ラッシュでは過去にないほど切れ味鋭いパフォーマンスを見せていただけに、今回の突然の発表には驚きを隠せない。

 しかし、昨年9月の東京ドーム公演の最後に披露された「角を曲がる」を見たときに、「ああこれはそろそろなのかな……」という予感はあった。いやもっと言えば、6枚目のシングル『ガラスを割れ!』(2018年発売)に収録されたソロ曲の「夜明けの孤独」を最初に聴いたときからそう思っていた。あれからずっと頭の片隅にあった”卒業”の2文字。だが、最後も気持ちよく裏切られた気がする。

 報道によれば本人の意思を尊重して”卒業”ではなく”脱退”という言葉を使う形になったのだとか(参照:日刊スポーツ)。発表の夜、レギュラーで出演しているラジオ『SCHOOL OF LOCK!』(TOKYO FM)で”脱退”の理由を詳しくは語らずにいつも通りコーナーを進行した後、最後に言葉を詰まらせながら話し始める、あの数秒の”間”。あれは紛れもなく平手友梨奈だけにしか作れない”間”だ。何をせずとも、あの目とあの沈黙で、それだけでなぜか人びとを惹き付けてしまうカリスマ性。彼女の代わりになる人を他に知らない。

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