ロザリーナ、Reol、ビッケブランカ、iri、Rude-α……2020年ブレイク必至のシンガー/ラッパーをピックアップ

iri『24-25』(通常盤)

 2019年3月にリリースされたアルバム『Shade』には大沢伸一、tofubeats、SANABAGUN.(澤村一平、 隅垣元佐)、ケンモチヒデフミ(水曜日のカンパネラ)、STUTSといったクリエイターが参加。最新鋭のR&B、ヒップホップと同期したトラック、自らの暗い部分をも赤裸々に描いたソングライティングを含め、アーティストとしての果敢なステップアップを果たしたiri。その後も新曲「SUMMER END」のリリース、『井上陽水トリビュート』への参加(「東へ西へ」をカバー)、私立恵比寿中学への楽曲提供など活動の幅を広げてきた彼女から、1月22日には2020年最初のシングル『24-25』が届けられる。表題曲は25歳になったことを背景に、“なりたい自分になる”という意思を掲げたパワーソング。前向きな響きを放つトラック、力強いボーカルは、今年のさらなるブレイクを予感させるに十分だ。

iri - 「Shade」 Music Video 【Full ver.】
Rude-α『22』

 沖縄出身、今年23歳になるラッパー、Rude-αは新世代のヒップホップシーンを担う才能の一人だ。『高校生ラップ選手権』で注目され、自主企画ライブイベント「TEEDA」でDATS、LUCKY TAPES、SUSHIBOYS、ゆるふわギャング、Michael Kaneko、踊Foot Worksなどと共演することで実力を蓄えてきた彼は、2019年5月にEP『22』でメジャーデビュー。卓越したラップのスキル、ルーツミュージックに根差しながらもポップに開けた音楽性で注目を集めている。さらに2020年3月に1stアルバム『23』をリリースすることが決定し、初の全国ツアー『Rude-α 1st Album Release Tour「23」』も開催。ダンサーとしての魅力も兼ね備えたRude-αは、KREVA、SKY-HIなどに続き、全方位的なフィールドで活躍できるポテンシャルを確かに秘めている。

Rude-α 『It's only love』

■森朋之
音楽ライター。J-POPを中心に幅広いジャンルでインタビュー、執筆を行っている。主な寄稿先に『Real Sound』『音楽ナタリー』『オリコン』『Mikiki』など。

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