中居正広のKis-My-Ft2に対する愛情表現はいつも裏腹? 昨年の『ミュージックソン』サプライズを振り返る

 また、2曲目に流れたのは、中居がプロデュースしたKis-My-Ft2の派生ユニット・舞祭組の1stシングル「棚からぼたもち」。この日の放送前日12月13日は、舞祭組のCDデビュー記念日。それを忘れていないからこその選曲ではないか……とついつい深読みしたくなる。なぜなら、中居はいつだって大切な想いこそ口には出さず、好きな人にはちょっと意地悪な態度を取ってしまうのを何度も見てきたからだ。

 12月7日放送回でも、「ニッポン放送の偉い人から賞をもらいました……あ、すみませんね。みなさん喜んでいる人がいるのかわかんないですけど……中居面の人は1ミリも関係ないです。浮かれないようにお願いします」とファンを突き放してみせたり、Kis-My-Ft2の二階堂高嗣とプロ野球選手の坂本勇人選手が似ている話で「甲斐野(央)選手のほうが似てる。あー、でも甲斐野のほうがカッコいいか!」と言ってみせたり……。

 信頼関係があるからこそ、裏腹な愛情表現をとってしまう中居。そう考えると、「こういうふうに言ったら、サプライズ感がなくなるから言わない方がいい、とか言われるかもしれないですけど、マジで俺、マジで行かない!」と、今年は“ゲスト出演しない宣言“を出した中居の真意やいかに。

 その言葉通りに中居は登場しないのか。それとも、「そう言っておいて……」と裏をかくように出演するのか。そんな期待を寄せながら12月24日の『ミュージックソン』を聞くのも楽しそうだ。

(文=佐藤結衣)

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