嵐 櫻井翔、あらゆる場面で“対応力”を発揮 『アンガーマネジメント大賞』を機に振り返る
“アンサータグ”で応えた神対応が話題に
今年行われた『ラグビーワールドカップ2019』でスペシャルサポーターを務めた際、大会終了後にとあるスポーツ紙で櫻井を非難する記事が掲載されたことがあった。しかしそれを知ったラグビーファンが「櫻井翔に感謝カンゲキ雨嵐」のタグで、櫻井や嵐に対する感謝や応援のツイートを投稿。Twitterのトレンドにも入り注目を集めたが、ファンが心を熱くしたのはその後だった。嵐の公式Twitterアカウントで櫻井が「Hey everybody! お待たせ! 櫻井翔です。ラグビーファンの皆様、感謝カンゲキ雨嵐!嵐として一世一代の大仕事のリハーサル。」とツイート。これにはファンも「さすがラップのリリックをしたためるショウサクライだからこそのアンサータグ」と話題騒然。応援してくれたラグビーファンにタグを引用してアンサーするという神対応を見せた。
— ARASHI (@arashi5official) November 9, 2019
また、櫻井は、取材相手にも真摯に向き合う。これまでも櫻井はオリンピックなどで多くのアスリートに取材する機会があるたびに、競技や選手に関する新聞、雑誌、書籍などで徹底的に勉強してから挑んできた。競技についてしっかりと理解した上で取材に挑む姿勢はスポーツ選手のファンからも「今までインタビューした人の中で一番わかってくれていると感じた」など常に好評だ。
また、俳優や歌手、芸人など様々なジャンルのゲストが登場する『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)では、MCとして番組進行をするだけでなく、ゲストの魅力を引き出すコメントやリアクションで臨機応変に対応。時には自ら率先してヘタレキャラ的な役回りに立つなどして番組を盛り上げる姿も好印象だ。
昨年12月29日に放送された『超豪華!! 最初で最後の大同窓会!8時だJ』(テレビ朝日系)では1998年から翌年まで放送された『8時だJ』に出演していたジュニア時代を振り返り、後列で目立たなかったというエピソードを披露。司会のヒロミに「どうせ手をあげても指されないんだろうな」と腐っていたことを告白した。しかしある時、ヒロミに話を振られ、当時イケイケキャラだった櫻井がイメージとかけ離れた「と言いますのは」と固い口調で話したことがきっかけで話を振られることも多くなったと告白。「丁寧語で話すキャラを一個乗っけた」と振り返った。同時に「チャンスは自分からもぎ取りに行かなきゃいけない」ことも実感したと語っている。櫻井の対応力の高さは、真面目な性格に加え、バラエティから報道まで様々なシチュエーションを経験し、周囲を気遣いながらも自分の意見はしっかりと伝えられているからに他ならない。オリンピックも控え、これからの多方面での櫻井の飛躍に期待したい。
■北村由起
ライター・エディター。出版社勤務、情報誌編集長を経てフリーに。情報誌、webマガジン、ムック等を中心に執筆。ジャニーズウオッチャー。