結成30周年のRHYMESTER、盟友も続々登場した興奮と感動のリキッドルーム公演を振り返る
2015年から始まったRHYMESTER主催のフェス『人間交差点』のテーマ曲でもある「人間交差点」を経て、“ライムスターミュージアム”は最後のチャプターへ。2017年の曲なのにオールドスクール的な高揚感がある「Back & Forth」、ダンスクルー、SHOW GUNのキレキレのダンスも最高に格好良かった「Future Is Born」、再びSHOW GUNと一緒に披露した30周年記念配信シングル曲「待ってろ今から本気出す」と続き、大熱狂の中一旦幕は閉じる。
そしてアンコールでは、なんと2007年3月の日本武道館公演以来の共演となるBOY-KENが登場し、「隣の芝生にホール・イン・ワン」を披露! ただでさえ人気曲な上に、(ゲストの)本人登場なのだから、当然熱気は最高潮に。結成当時からの付き合いであるBOY-KENと30年経っても一緒にステージに立っていることは彼らにとっても感慨深かっただろうし、観客の盛り上がりも相まってこちらもグッとくるものがあった。その興奮と感動そのままに、最後は「ラストヴァース」を熱演し、大歓声が飛び交う中“ライムスターミュージアム”の扉は閉じたのであった。「東京の観客はリテラシーが高いから、ただ“良いライブ”をやるだけではダメ」と彼らは言っていたが、“良いライブ”以上のものを見せつけられたことは間違いないし、30年続けてきたからこその内容の濃さと説得力、仲間との絆、過去の情熱と現在の輝き、そして未来への希望など、色んなものが表現された感動的なライブであったように思う。もう、最高としか言いようがないし、まだ間に合う公演には是が非でも訪れて欲しいし、これからの活動にも期待しかない。
(取材・文=川口真紀/ライブ写真=cherry chill will.)
■リリース情報
ライムスター30周年記念客演コレクション
『ベストバウト VOL. 2 RHYMESTER Featuring Works 2006–2018』
30周年記念配信第1弾シングル「待ってろ今から本気出す」
30周年記念配信第2弾シングル「予定は未定で。」
30周年記念配信第3弾シングル「マクガフィン/岡村靖幸さらにライムスター」
■ツアー情報
『ライムスター30周年記念ツアー KING OF STAGE VOL. 14 47都道府県TOUR 2019』
※修了公演は割愛
2019年12月7日(土)静岡県:Live House 浜松窓枠
2019年12月8日(日)愛知県:NAGOYA ReNY limited
2019年12月21日(土)【Sold Out】福岡県:DRUM Be-1
2019年12月22日(日)【Sold Out】沖縄県:桜坂セントラル
2019年12月29日(日)<追加公演>東京都:新木場 STUDIO COAST
2020年01月05日(日)【10/13振替公演】北海道:PENNY LANE 24
2020年01月11日(土) 【4/28振替公演】埼玉県:HEAVEN'S ROCK さいたま新都心 VJ-3