草なぎ剛、“ギター弾き語り”という新たな表現方法に興味津々「違う自分の感情が出てくる」

『草彅剛のはっぴょう会』囲み取材レポ

 また、本公演は、草なぎの私物のジーンズなどの洋服やバイクなどのビンテージ品がところ狭しと並べられた豪華なアメリカンスタイルの舞台セットにも目を奪われた。ステージに置かれた品々の総額は2億円にも及ぶという。「買ったときの価格なので今は2億では売れない。でも本物のビンテージしか置いていないです。僕の人生が詰まってるなって」。ほとんどが私物のため、朝から搬入を手伝い、レイアウトも自身で考えたというこだわりぶりだ。実は冷蔵庫も持ち込んだが配置する時間がなく、今回はやむなく諦めたという裏話も。「古いものがいいってわけではないけど、(本物だけが集められたこの舞台セットを)ずーっと見ていられるんですよ。だけど一つだけ偽物は僕の歌とギターテクニックなんだなって一瞬やる前に途方に暮れました(笑)。僕もいつか本物のギターを弾けるようになりたい。本物のギターの弾き語りの方っていうのはこういうことなんだ、と今回一番近くに感じられたので、なにかこれから僕の中で血となり肉となり、みなさんに届けられる僕に生まれ変われたらと思っています」

 最後に曲を制作する際のインスピレーションについて聞かれると「なんか好きなんでしょうね、言葉遊びとか。だから自分で言うのもなんだけど、むいてるんじゃないかなって思うことがあって。あまり難しいことを考えない性格なので、うまくメロディにはまりやすい言葉が適当に浮かんでくるので、遊びながら作ってますね」と答えた草なぎ。一方で、「『はっぴょう会』ってひらがなのタイトルなんですけど、真面目に取り組んでいるので。これからも続けていきたい」と今後の開催についても意欲を見せた。

 なお、リアルサウンドでは、近日中に28日公演のレポートを掲載予定だ。

(取材・文=久蔵千恵/写真=新保勇樹)

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