田所あずさ、ファンと迎えた“最高の誕生日” 「イコール」の大合唱も響いた片柳アリーナワンマンレポ

声優・アーティストとして活動する田所あずさが、26歳の誕生日を迎えた11月10日に東京・片柳アリーナでワンマンライブ『AZUSA TADOKORO SPECIAL LIVE 2019~イコール~』を開催した。最新シングル曲「イコール」や、11月27日にリリースする新曲「RIVALS」など全18曲を披露した他、バースデーサプライズもあったライブ。「今日は最高の誕生日になりました」と、26歳のバースデーをファンと迎えた。
アコースティックで魅せた26歳の表情

「ロックも好きだけど、アコースティックで歌うのも同じくらい好きだから」と話して、イスに座って歌ったアコースティックコーナーもライブの見どころになった。「この曲は絶対アコースティックにしたら合うだろうなと思っていた」と紹介して歌ったのは、「僕は空を飛べない」だ。早口で駆け上がるサビのメロディが胸を締め付けるナンバーで、サポートバンド“あずさ2号”のバンマスである神田ジョンのアコースティックギターに乗せてしっとりと歌い上げると、客席から大きな拍手が沸き起こった。

「スペクトラム ブルー」は、「私の中で革命じゃないけど、私のことを教えてくれた曲。このワンマンでぜひ歌いたいと思った」とのことで、急遽セットリストに入れてもらったそう。11月27日にリリースする最新シングル『RIVALS』のカップリング曲で、神田ジョンの作編曲による切なさあふれるミディアムナンバー。声をかすれさせながら情感たっぷりに歌うサビは、今にも爆発しそうな感情を必死に抑え込んでいるといった雰囲気。〈私は強くない〉という、弱さを吐露するような歌声に目頭が熱くなった。
しっとりムードになったと思ったのもつかのま、「26歳は大人中の大人。もう逃げられないな。そりゃ後輩もできるよな」と言いながら、26歳エピソードを披露しはじめた田所。事務所の後輩である松永あかねから、「田所先輩は人妻的な色気がありますよね」と言われて複雑な気持ちになったと明かして会場を爆笑に。また腹筋を鍛えていたが、ボイトレの先生から「腹筋を鍛えても歌には意味ない」と言われたそうで、「アウターばかりではなくインナーマッスルも鍛えて、中身を伴った人間になりたい」と、26歳の抱負を語った。