Machicoが語る、”初めての経験”をたくさんした激動の1年間 アニメ主役や東京ドームのステージで開いた新たな扉

Machicoが振り返る、激動の1年

 Machicoが、2ndアルバム『マチビトサガシ』をリリース。“RPG”をテーマに置いた同作には、人気アニメ『この素晴らしい世界に祝福を』シリーズや『りゅうおうのおしごと』タイアップソングをはじめ、多保孝一や睦月周平、分島花音、八王子Pらが提供したバラエティ豊かな新曲が収録された。

Machico アルバム『マチビトサガシ』ダイジェスト試聴

 2019年は自身名義の歌手活動のほか、『アイドルマスター ミリオンライブ!』伊吹翼役として東京ドーム(『バンダイナムコエンターテインメントフェスティバル 』DAY1)のステージに立ち、声優としても現在放送中のアニメ『ライフル・イズ・ビューティフル』で主役を務めるなど、様々な方面で飛躍を見せるMachico。初めての経験を多くしたという2019年の活動を振り返りつつ、12月に控えるワンマン公演、歌手/声優としての今後について話を聞いた。(編集部)【最終ページに読者プレゼントあり】

東京ドームが微妙なざわつきに包まれて……

Machico

ーー2019年のMachicoさんは、アーティストとしても声優としても精力的に活動されていましたね。

Machico:2019年はめちゃくちゃ充実していました! 前回インタビューしていただいた「1ミリ Symphony」では、自分のアーティストとしての夢のひとつだった「映画館で自分の曲がかかる」が実現しましたし、12月には初めて生バンドでワンマンライブを行います。声優としても、『ライフル・イズ・ビューティフル』という作品で初めて主役を担当できたことが、自分の中では大きい出来事でした。私は声優のお仕事を始めて7年目で、今までいろんな作品に関わらせていただいていますが、自分が作品をリードしていく立場としてイベントやラジオの現場を仕切らせていただくのは初めての経験で。

ーー『ライフル・イズ・ビューティフル』では、Machicoさん、熊田茜音さん、南 早紀さん、八巻アンナさんの主要キャスト4名でアニメ公認アイドルユニットのライフリング4を結成して、アニメの主題歌や劇中歌を担当されているほか、ライブ活動も行っています。

Machico:メンバーとはアフレコやライブのレッスンで一緒になることが多くて、時間があればみんなでご飯に行ったり、お互いの距離もどんどん近くなりました! メンバーの中にはまだ経験が浅い子もいるので、現場ではその子たちが少しでもやりやすい環境にするためにどうすればいいかをすごく考えるようになって。熊ちゃん(熊田)は何かあれば「Machicoさん、Machicoさん」って聞きに来てくれるので、私もうれしくなっちゃって。でも、自分の答えに自信がないから「私、二択で間違える系の女やけん、あんまり信頼せんといて」っていつも言ってます(笑)。

ーーまた、10月には音楽イベント『バンダイナムコエンターテインメントフェスティバル 』DAY1にアイドルマスター 765 ミリオンスターズの一員として出演されて、東京ドームのステージに立ちました。

Machico:そうなんです! 私、とんでもないことをやってました(笑)。普段からキャラクターとしてステージに立つときはソロよりも緊張しないんですけど、さすがにあまりの大きさにビックリして。どうやったら(Machicoが『アイドルマスター ミリオンライブ!』で演じている)伊吹翼ちゃんの輝きをこの広い会場の隅々まで届けることができるかと思うと、自然と気持ちの入り方や振りの力のこめ方が強くなりました。ただ、パフォーマンスは頑張れたんですけど、MCで自分の記憶を飛ばしてしまいたいぐらいのことがありまして(苦笑)。

ーー何があったんですか?

Machico:衣装に球のような飾りがついていたんですけど、先輩の今井麻美さんから「この球にはすごく素敵なものが詰まっているんです。それは……何が出るの、Machico?」と急に振られてしまって、テンパり過ぎた私は「お、お、大きなお餅がでます!」ってしょうもないことを言ってしまって(笑)。あの音が大きく反響する東京ドームが微妙なざわつきに包まれて……そこから先のトークの記憶は全然ないし、あの空気は二度と感じたくないです(笑)。

「声優」と「歌手」のMachicoが同一人物であることを知ってほしい

ーーそういうお茶目なところもMachicoさんらしさと言いますか(笑)。そのように充実した活動を行うなか、ニューアルバム『マチビトサガシ』の制作も進めていたわけで。アルバムのリリースは前作『SOL』(2017年)以来、2年半ぶりになりますね。

Machico:『SOL』までは1年に1枚ぐらいのペースでリリースしていたので、私も意外と時間が空いていたことに後から気付いてびっくりしました。でも、その分、今回アルバムに初めて収録するシングル曲も多いですし、『このすば』(『この素晴らしい世界に祝福を!』)関係の曲もたくさん収録しているので、作品のファンの方にもオススメです。

ーーたしかに、全12曲中4曲が『このすば』とのタイアップ曲になります。それら既存曲を収録しつつアルバムとしてまとめるにあたって、今作ではどんなコンセプトを立てたのですか?

Machico:前作の『SOL』のときは、シングル曲の「fantastic dreamer」の印象から「Machico=爽やか」というイメージに合わせた路線の曲が多かったんですけど、今回は打ち合わせのときに私から「アルバムだからこそできる自分が好きな曲調の音楽をやりたいです」とお話させていただきまして。そこから新曲は私のリクエストを出来る限り汲み取ったものを作っていただけることになり、それらと既存の爽やか系の曲を一枚のアルバムとしてどうまとめるかを話し合うなかで、『このすば』はいわゆる冒険ものの作品なので、「RPG」というコンセプトでまとめることになりました。そこからざっくりとしたストーリーを考えたうえで、曲順や新曲の内容を決めていきました。

ーーそのストーリーというのは?

Machico:「騎士」と「お姫さま」の二人を軸にしたストーリーで、細かく聞かれると設定が崩壊するレベルなんですけど、大まかに説明すると二人が大変なことを乗り越えてハッピーエンドを迎える、みたいな流れです(笑)。アルバムのジャケットも「騎士」と「お姫さま」の二人のMachicoがいる設定で、既存曲もアルバムのストーリーに合わせた立ち位置を考えて、それぞれのシチュエーションに合わせた曲順に並べました。

ーーでは、新曲はその全体のストーリーありきで方向性を決めていったんですね。

Machico:そうです。それと今までは「どんな曲をやりたい?」と聞かれても、「ロックな曲がやりたいです」とか、漠然としたことしか答えられなかったんですけど、今回はロック系の曲が歌いたいにしても、私が今までの作品でお世話になっている睦月周平さんにお願いしたいです、と伝えるようにしました。ストーリー上、姫が闇落ちする曲は、私が楽曲の世界観やファッションが大好きな分島花音さんにリクエストしてみたり、ボカロみたいなキラキラしたかわいい曲も歌いたかったので、ボカロPさんにもお願いしたり。新曲の5曲はバラエティに富んでいて自分が好きな曲調ばかりなので、私の大好きを早くみんなに聴いてほしい気持ちでいっぱいです!

ーー加えて今回のアルバムはMachicoさんの歌の表情が多彩で、声優としてのキャリアもしっかりと踏まえた作品だと感じました。

Machico:うれしい! 今回の新曲に関しては、自分の中で「アニメで私のことを知ってくださった方に聴き馴染みのあるような声質で歌う」というテーマがあって、歌い方も5曲すべて変えてみました。私は今まで声優と歌手の活動を行ってきましたけど、そのふたつをリンクして知ってくださってる方が意外と少なくて。最近も『ライフル・イズ・ビューティフル』で「Machico、声優始めたんだ」っていう反応があったりするんです(笑)。それはもったいないことだと思いますし、ちゃんと「声優のMachico」と「歌手のMachico」が同一人物であることを知ってほしかったので、新曲は自分の中でキャラクター像を作って歌いました。なのでキャラソンっぽいところがあるかもしれないです。

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