『G-NEXT』インタビュー:パノラマパナマタウン 『GINGAKEI』にも表れた音楽への信念

パノラマパナマタウン『G-NEXT』インタビュー

凝り固まっているところを打破したい

ーーもうすぐ『銀河探索TOUR2019-2020』も始まります。まず対バンされる他のアーティストについてお聞きしたいです。

岩渕:すごいアクが強い人たちというか、全バンド自分らの色を全面に出している人たちだと思っていて。自分らの色を信じて、そこに全部を注いでる感じがやっぱり好きだし、そういうバンドと一緒にやりたいなって思いましたね。

ーー9月に開催された自主企画「渦:渦」では「HEAT ADDICTION〜灼熱中毒〜」のMVさながらのダウンジャケットを着て汗だくになりながらライブをする演出が印象的でしたが、そのきっかけは何だったのでしょうか?

岩渕:いや、ただ目立ちたいからですね(笑)。思いついたことをやろうと思っていて、AirDropで今作のリリースを解禁したのもそうだし。なんかバンドって凝り固まっているところがあるなと思っていて、(他のバンドと)同じことをしなきゃいけないんじゃないかっていう空気感があるように感じることがあって。そこを打破したいし、面白いことをしたいなっていうのはあるんですけど、でもやっぱり目立ちたいっていうのが一番ですかね(笑)。

ーー(笑)。今回のツアーは、どんなツアーにしていきたいですか?

田村:また音源とは違った表現ができると思うし、やっぱりライブをしてるときがパノラマパナマタウンの良さを120パーセント伝えられると思うので、ぜひ来てほしいなっていうのと、頑張ります! ってとこですかね。

タノ:『GINGAKEI』を経て、バンドのリズム感もだいぶ良い方向に変わってきています。バンド全体がレベルアップされているので楽しみにしていてほしいです。一番良い状態をたくさんの人に見てほしいなって思います。

浪越:音源でシンセとか打ち込みを使用している分、ライブではかなりアレンジされるのではないかと。ライブで音源との違いを楽しんでもらえたらいいなと思います。

岩渕:ライブで面と向かって音楽や言葉を伝えられるバンドだと思っているから、“これを伝えたかったんだよ”っていうものがいっぱい詰まっているもの(=アルバム)なので、それを体感してほしいです。ライブが面白いし、ライブが濃いバンドなので、毎回音源を超えるライブをしようと思ってツアーを組んでるし。今日もリハに入ってたんですけど、めっちゃ楽しくて、この楽しさを伝えたいですね。音源をめちゃめちゃ聴いてきてもらって、その音源を超えるライブをするっていう。

ーーとても素敵なツアーになりそうですね。では、最後に皆さんにとって「音楽」とはどういう存在なのか聞かせてください。

岩渕:なんでしょうね……(笑)。でも、音ってパターンじゃないですか、使える音は決まってるのにそれぞれの心が伝わるのってすごいなって。それだけでムードが伝わるし、想いが伝わるし、なんとなく共有できる何かがあるっていうのは本当にすごいなと思います。

浪越:ギタリストなのでギターの話になってしまうんですけど。ゲームで主人公のレベルを上げていくのが好きなんですけど、自分の中でそうやって死ぬまでにひとつのことを極められるというか、常にスキルアップして、人生を通してギターをどこまで弾けるようになるんだろうっていう。自分の中でのワクワクするものではありますね。ひとつのものを極める楽しさです。

タノ:僕は、嫌いになったことが無い、唯一のものですね。

岩渕:確かに。

タノ:うん。音楽は聴かないことができない、嫌いになれない、すごく大切なものですね。

岩渕:音楽とは疎遠にならないよね。

田村:うん。人の心を動かすし、そういうエネルギーがあるものだと思っていて。そういうのってやっぱり他になかなか無いと思うし、人間だれにでも伝わるものだから。そこはすごい魅力的ですね。

取材:青木 優生菜(日本工学院専門学校 蒲田校コンサート・イベント科)
   上原 虎起(日本工学院専門学校 蒲田校コンサート・イベント科)
撮影:澁谷 宗大(日本工学院専門学校 蒲田校コンサート・イベント科)
構成:森はち

<合わせて読みたい>
『G-NEXT』インタビュー:Kamin 音楽への思いと“夏の恋うた3部作”

パノラマパナマタウン『GINGAKEI』

■リリース情報
ミニアルバム『GINGAKEI』
11月13日(水)発売
通常盤:¥1800(税別)

■関連リンク
パノラマパナマタウン公式HP
Gyao「G-NEXT」
AWA
日本工学院専門学校

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