草なぎ剛のYouTube動画に“チョナンカン”が登場 韓国の人や文化との交流の歩みを振り返る

 そもそも、草なぎが韓国に惹かれた理由が、映画『接続 ザ・コンタクト』をテレビで鑑賞して、韓国語の響きを気に入ったから、というのも彼らしいといえば、彼らしい。好きになるきっかけは、驚くほど直感的。でも、やるとなったら徹底してやるというストイックなところ。関わるとなったら愛を持ってとことん寄り添うところ……韓国との関係を掘り下げると、草なぎの持つ人間的魅力に改めて気づかされる。

 今回の動画のコメント欄には、韓国ファンからの心温まるコメントも多く寄せられている。「母は日本の芸能人は知らないけれど、チョナンカンさんはわかっています」と親子で応援する声、「ぜひ韓国に来てください。僕は兄貴の大ファンです」という男性ファンの声も。

 韓流ブーム以降は、エンタメの分野を中心に日本と韓国は良好な雰囲気が漂っている。だが、国と国との関係性で見ると、まだまだデリケートな空気が流れることも現実としてある。そんなときこそ心を動かす作品や魅力的なアーティストを通じて、歩み寄ろうという姿勢が必要なのではないだろうか。もしかしたら今、再びチョナンカンが活躍するタイミングなのかもしれない。

(文=佐藤結衣)

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