illion「GASSHOW」なぜ今チャート浮上? “新たな意味”が加わり、ネット上でリバイバルヒット
「GASSHOW」と『鬼滅の刃』を組み合わせたものとしては他にも、主人公の竈門炭治郎のコスプレでアクロバットを披露するTikTokの動画も話題となり、現在までに10万を超えるいいねが寄せられています(参照:TikTok)。この動画のみならずTikTokで「GASSHOW」が使われているものの多くは『鬼滅の刃』関連であり、MAD動画の人気の高さが波及したと言えるかもしれません。
アニメ『鬼滅の刃』では「GASSHOW」は使われていませんが、アニメのオープニングテーマであるLiSA「紅蓮華」はダウンロード先行リリースされたタイミング、そしてシングルCDセールスのタイミングで2度に渡り、ビルボードジャパンソングスチャートで5位を記録しています。また「紅蓮華」がアニメの終盤に合わせてチャートを再浮上していること、最終回放送の翌日におけるSpotifyデイリーチャートで初めて200位以内にランクインしたことを踏まえれば、『鬼滅の刃』の人気の高さは解ろうというもの。『鬼滅の刃』の映画化において誰が主題歌を担当するかは解りませんが、仮にillion「GASSHOW」が選ばれることになったならば、MAD動画やTikTokといった歌手やアニメのファンによるムーブメントが制作サイドを動かしたと言っていいでしょう。RADWIMPSが主題歌を務めた作品が大ヒットを連発していることを踏まえれば、その可能性はゼロではないかもしれません。
■Kei
チャート愛好家。青森県弘前市のFMアップルウェーブ『わがままWAVE It's Cool!』(毎週日曜17時)スタッフのひとり(DJネームはブレストコナカ)。音楽/ラジオに関するブログ【イマオト】を日々更新中