THE RAMPAGE、『THE RIOT』で目指した新境地 「無限大の可能性を感じてほしい」

THE RAMPAGEの新境地

武知「一体になったときのパワーが爆発的に上がっている」

藤原樹、RIKU、龍、後藤拓磨

――今年はアリーナツアーが大盛況で、『BATTLE OF TOKYO』をはじめとした大型ライブやこの『HiGH&LOW THE WORST』とのコラボライブでもTHE RAMPAGEはかなりの爪痕を残したのではないかと。少し早いですが2019年のライブを振り返ってみて、パフォーマンス面のどういった部分が進化したと感じていますか?

THE RAMPAGE from EXILE TRIBE / THROW YA FIST (LIVE TOUR 2019 “THROW YA FIST”)

武知:アリーナツアーではメンバーそれぞれが“魅せる力”がかなりついたかなと感じました。バンドメンバーの方々の助けは借りましたけど、初のアリーナツアーを自分たちだけでやりきったということが自信につながっている部分もあると思います。たとえば『a-nation』みたいな外部の大きなフェスに出させていただけるときにも、あのツアーをやり切ったプライドを持って挑める。おそらく1人1人がそんな風に思っていて、その相乗効果でTHE RAMPAGEとして一体になったときのパワーが爆発的に上がっているのかなと。

陣:僕らのこれまでの経験から、それぞれが“イメージする力”がついたとも思っていて。10人の前でしかパフォーマンスしたことのない人がいきなり1000人の前でやってもうまくいかないわけじゃないですか。僕らはデビュー前に武者修行、デビュー後にツアーでステージの回数を重ねていく中で、たとえば「今日は野外のこういうステージで、このくらいお客さんがいて、こういう音なんだろうな。それならこういうパフォーマンスができるかも?」といったシミュレーションが、それぞれなんとなくできるようになってきて。1時間なら1時間のパッケージをどういう流れで作っていけばいいかというのが、自然にイメージできる。そのシミュレーション力が今年は一段と上がったなと感じましたね。

川村:会場が大きくなっていくと、ホールの一番奥の列とアリーナの一番奥の列とではかなり距離が違うわけで、でもどんな会場であっても最前から一番奥まで、左右の端から端までに思いを届けることを意識してきたので……そのイメージをずっと大事にしてきたからこそ、大きな会場でやっても自分たちの思いをどの席にも届けられる規模感でパフォーマンスができるというか。毎回のステージで積み重ねてきたことが、今すごく活きているのかなと思います。こういう意識が僕らの中で当たり前になってきていることが、ある意味成長した部分かなと。

――アリーナツアーでは一部パフォーマーの方々がラップを披露されたり、みなさんのマルチな才能に驚いたりもしました。

陣:僕らのツアーDJのIZOHさんのほかに、メンバーの(浦川)翔平もDJをやっているので、アリーナツアーではDJ Sho-heyとしての見せ場もあったんです。それも僕らにとっては強みだなという風に思っていて。たとえばファンの方がTHE RAMPAGEのライブに来るとして、楽曲はなるべく全部聴きたいわけじゃないですか。ライブのセトリから漏れてしまったものも翔平がDJタイムで入れ込んでくるのでライブに厚みが出ますし、メンバー自身がDJとして盛り上げることもライブの1つのポイントになってます。最近、僕は心強さを覚えています。

――Jr.EXILE世代のグループが集う『BATTLE OF TOKYO』でも、自分たちの強みを再認識した部分はあったのでしょうか?

陣:僕らは目に見える部分でもまず他のグループとは頭数が違うので、16人という大所帯だからこそ出せる勢いというのがありますし。他のグループの方とのコラボを楽しみつつも、自分たちのあるべき姿にいつでも立ち返ることができるのがTHE RAMPAGEならではの強みだと思います。THE RAMPAGE(暴れ回る)という名前に込められたコンセプトが僕らのパフォーマンスにも染み付いていますし、そこに向かってやってきたグループなので。

川村:先輩方がこうしてきたから絶対そうしなければいけないというルールなんて、ないと思うんですよ。自分たちで自らをブランディングしていくという思いを、16人で共有できている。それが『BATTLE OF TOKYO』でも大きかったんじゃないかと。見せ方を他のグループに寄せることも考えましたけど、「やっぱ僕らは違うよね?」とセットリストや見せ方については自分たちのスタイルを通したことで、ファンの方々にも喜んでいただいたと思っています。先輩方のいいところを学ばせてもらいつつも、自分たちのカラーを考える上ではそれをすべて踏襲すればいいわけじゃない。そういう意味でも僕らは名前通り、常識をぶち破っていけるグループなのかなと。

――来年2月からのアリーナツアー『RMPG』も楽しみです。

陣:来年は『LDH PERFECT YEAR』ということで、6年に1回の大きなお祭りの中で、いろんなアーティストがいろんなライブだったりエンタテインメントを見せていくことになります。確実に盛り上がる1年になると思いますが、「この波にTHE RAMPAGEも乗りたい!」という思いでは、流れに呑まれて終わってしまうのかなと。注目していただける機会だからこそ、いろんなことにトライできるようにアンテナを張って頑張っていく1年にしたい。ツアーの作り込みはこれからですが、その土地、その会場でしかできないものを見せるという気持ちで臨めたらと。間違いなく前回のツアーを超えるカッコいいものを作りたいなと思います。

(取材・文=古知屋ジュン/写真=石川真魚)

■アルバム情報
THE RAMPAGE from EXILE TRIBE『THE RIOT』
発売:10月30日(水)

【CD+2DVD】<初回仕様>三方背ケース・ライブフォトブック封入、応募抽選用シリアルナンバー封入:¥7,980(本体価格)+税
【CD+2Blu-ray】<初回仕様>三方背ケース・ライブフォトブック封入、応募抽選用シリアルナンバー封入:¥8,980(本体価格)+税
【CD+DVD】<初回仕様>応募抽選用シリアルナンバー封入:¥4,980(本体価格)+税
【CD+Blu-ray】<初回仕様>応募抽選用シリアルナンバー封入:¥5,480(本体価格)+税
【CD ONLY】<初回仕様>応募抽選用シリアルナンバー封入:¥2,980(本体価格)+税
※初回仕様の在庫が終了次第、応募抽選用シリアルナンバー封入のない通常仕様に変更。

<CD>※全形態共通
1. THROW YA FIST
2. Move the World
3. DOWN BY LAW
4. SUMMER DAYS
5. WELCOME 2 PARADISE
6. All day
7. Nobody
8. So Good
9. One More Kiss
10. SWAG & PRIDE
11. FIRED UP
12. Starlight
13. Seasons

<DVD/Blu-ray 1>※映像付4形態共通 (約55分収録)
・THROW YA FIST (Music Video)
・WELCOME 2 PARADISE (Music Video)
・SWAG & PRIDE (Music Video)
・Move the World (Music Video)
・LIVE TOUR 2019 “THROW YA FIST” DOCUMENTARY

<DVD/Blu-ray 2>※CD+2DVD/CD+2Blu-rayのみ収録、2形態共通 (約118分収録)
THE RAMPAGE LIVE TOUR 2019 “THROW YA FIST”
1. THROW YA FIST
2. HARD HIT
3. Fandango
4. LA FIESTA
5. The Typhoon Eye
6. DOWN BY LAW
7. 4 Turntables Session by DJ Sho-hey & DJ IZOH
8. SWAG IT OUT
9. New Jack Swing
10. Can't Say Goodbye
11. Only One
12. Starlight
13. Over
14. Knocking Knocking
15. Performer Showcase
16. Lightning
17. Unbreakable
18. Dream On
19. Beats & Rhyme Session by KAZUMA KAWAMURA & DJ IZOH
20. ELEVATION
21. BREAKING THE ICE
22. Shangri-La
23. Dirty Disco
24. DREAM YELL
25. GO ON THE RAMPAGE

<ENCORE>
26. Determined
27. 100degrees
28. FRONTIERS
29. THROW YA FIST

THE RAMPAGE from EXILE TRIBE オフィシャルサイト

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※当選の発表は、賞品の発送をもってかえさせていただきます。

リアルサウンド 公式Twitter

<応募締切>
2019年11月13日(水)まで

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