関ジャニ∞の揺るぎない覚悟と再出発に心からエールを 最新シングル曲「友よ」を聞いて

 関ジャニ∞が、今夜10月25日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に出演する。披露するのは、11月27日にリリースされる最新シングル曲「友よ」だ。

 8人でデビューし、2006年頃に内博貴が脱退。長らく7人体制で歩んできたが、2018年に渋谷すばる、2019年に錦戸亮と続けざまにグループを離れ、5人体制となった関ジャニ∞。もしかしたら、発売日よりも1カ月も早い歌番組への出演は、11月6日よりスタートする47都道府県ツアーに先駆けて、全国のファンに新たな一歩を見せたかったからではないか。そんなことを考えずにはいられないのが、関ジャニ∞というグループの熱量だ。

 10月20日、大倉忠義がシンガーソングライターの高橋優と共にパーソナリティを務めるラジオ『オールナイトニッポンサタデースペシャル 大倉くんと高橋くん』(ニッポン放送)では、さらに先駆けて「友よ」がラジオ初オンエアされた。“週末の反省会的な番組“というコンセプトのもと、ふたりの飾らないトークが魅力の同番組。友情や世の中の流れについて、熱く語らう場面も少なくない。

 この日も、かけがえのない友人“かっさん“の恋愛について、本気でサポートしていこうと意気込む高橋に、「結婚式は一緒に行くよ」とそっと寄り添う大倉という図に。不器用な30代男性たちが手を取り合って、世知辛い人生に立ち向かっていく姿のなんといじらしいことか。そんな気持ちになっていたところに、新曲がオンエアされる。

 「そんな友だちにも届けたい歌があります! 素敵な流れですよ! 泥だらけでも、夢を見て熱くなって、そういう方にも聞いていただきたい。しかもタイトルが『友よ』っていうね」と、うまいこと高橋の友情トークから繋げてみせる大倉。高橋も「うわぁ……バッチリじゃないですか」とノッていくからたまらない。

 「僕らは、いろんな方に“友よ“ってつもりで歌ってるんで」テンポの良いバラエティ的なやりとりを繰り広げながらも、大倉はこの歌に込められた想いの部分はしっかりと言葉にしてリスナーに届けていく。

 夢を見て、打ちひしがれて、それでもまた新たに夢を見て。8人でデビューしたときに掲げた夢も、7人で思い描いた夢も、6人で歯を食いしばって見た夢も、そして今新たに5人で見る夢も……たくさんの悔しさや、やるせなさを感じた場面もあったが、それでも〈なぁ友よ 人生って最高だろう? だからやめられないんだろう〉と歌う関ジャニ∞。

 彼らが決して立ち止まらない理由を〈この身に代えてでも守りたいものは 1円にもならない信念だったりするんだよ〉と歌っているように聞こえる。これを機に、また関ジャニ∞は強くなって、私たちに元気を届けてくれるはず。新生・関ジャニ∞にとって、この上なく似合う1曲だ。

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