山下智久ドラマ出演、ジャニーズJr.チャンネル……海外進出を意識したジャニーズの動き

 動画配信サービス・Huluで、来春配信が決定している日欧共同製作ドラマ『THE HEAD』(全6話)への出演が決定した山下智久。今年7月には撮影のためにスペインに渡った。

 3カ月にも及ぶ長期滞在中には、Instagramを通して近況を報告するなど、相変わらずファン思いな一面をみせていた。英語をテーマにした冠番組を持ったことがあるほど、英語が堪能な山下らしい活躍ぶりだ。

 山下に限らず、ジャニーズのアイドルたちからも海外進出を意識した発言が聞かれるようになるなど、日本にとどまらず世界へと目を向けはじめているようだ。

語学が堪能なジャニーズメンバーや“和”を表現した舞台

 日本語、英語、ドイツ語を喋るトリリンガルのSexy Zone・マリウス葉を筆頭に、ジャニーズWESTの中間淳太も台湾、中国、英語、日本語を操ることで知られている。

 ほかにも、来年CDデビューが決定しているSixTONESのジェシーは堪能な英語でマイクパフォーマンスを行い、Snow Manの向井康二はタイ語、中国語を習得している。歌やダンスなどのパフォーマンスに加えて、マイクで直接アイドルからメッセージが伝えられるに越したことはない。語学の習得は海外進出にあたって欠かせない武器である。

 一方、言葉を超えた表現手法もある。すでに国内の舞台界隈では、訪日外国人向けにノンバーバルパフォーマンスへの取り組みがなされるなど、言葉にこだわらずに表現するカンパニーもある。ジャニーズ事務所でいえば、堂本光一の『Endless SHOCK』をはじめ、今年からSnow Manが継承した『滝沢歌舞伎ZERO』と、殺陣やフライング、和太鼓や花吹雪など和の演出を用いたパフォーマンスは、日本を代表する舞台の1つである。

 ニューヨークのブロードウェイミュージカルのように、日本を訪れたらこの舞台を観よ! というほどに浸透することも不可能ではなさそうだ。チケット取得の問題はあるものの、海外からの訪問客をジャニーズの世界に引き込むチャンスの到来ではないだろうか。

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