米津玄師、楽曲制作と自身の哲学に通ずることを明かす「調和を持って生きていかなければ」

 米津玄師が、9月11日放送の『news zero』(日本テレビ系)に出演。これまで制作した楽曲や、音楽・人生で大切なスタンスについて語った。

米津玄師『馬と鹿』(通常盤)

 まず米津自身がプロデュースをおこなった「パプリカ」について、「家の子供が」「家の甥っ子が」と踊っている動画をいくつも見せてもらったことを振り返り、「嬉しいと同時にとんでもない現象だなと思った」と当時の心境を語る。本楽曲は、米津自身が小学生くらいの頃に山の中ではしゃぎ回っていた記憶を手繰り寄せながら制作したことを明かした。

 「パプリカ」のようにこれまでは、自身の経験を元に楽曲を制作してきた米津。ラグビーがテーマのドラマ『ノーサイド・ゲーム』(TBS系)の主題歌となっている新曲「馬と鹿」はこれまでの楽曲とは違い、近年の中で一番大変だったと語る。その理由は、今までスポーツを注視したことがなかったからだという。そこで米津は夜な夜な配信されている試合を見たことを明かし、「こういう人たちが戦い合っている、その美しい姿をどういうふうに音楽に落とし込むことができるだろうと、ずっとそのことだけ考えたりしていました」と話した。

 米津は試合を見ていく内にスポーツの魅力に気付き、「スポーツというものを自分の中に取り入れた時に果たしてどういう音楽が自分の中からでてくるのかな、そういう興味がこの曲を作った原点」と楽曲の作成秘話を語った。さらに「音楽を作るにおいても日々を生きていく中で、自分に今足りないものはなんなのか、何が足りなくて何を補充すればいいのか」と考えながら生きてきた、と思いを明かした。

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