嵐とSixTONES、『夜会』から感じた共通点と際立つ個性 交流エピソードも明らかに

 さらに番組では嵐との交流エピソードも飛び出した。松本はSixTONESの舞台にゲスト出演したり、ジェシーの相談に乗ったりしてくれる頼り甲斐のある先輩のようだ。二宮和也は京本、髙地、マネージャーの3人でラーメン屋に行ったところで偶然会い、たくさん話をした後、ラーメンをご馳走してくれたのだという。相葉雅紀は髙地いわく、いつもにこやかで、合間によく話をしてくれる存在。髙地は相葉に「憧れています!」と声をかけたら、笑顔で「ありがとう!」と答えてくれたというエピソードを嬉しそうに話した。さらに、SixTONESが嵐のバックダンサーだった頃、ジェシーが大野智と出る場面が一緒で、スタッフが大野に向かって仰いでいたうちわを大野が自分で手に取り、ジェシーに向けて仰いでくれたことがあったという。ジェシーは当時を振り返り「優しい!」と感動した様子を見せていた。

 今回の櫻井とSixTONESの共演で、嵐とSixTONESの共通点が浮かび上がってきたように思う。嵐はとにかく5人の個性が際立つ。歌とダンスが上手く芸術にも秀でた大野智、ニュースキャスターや司会進行もできる櫻井、演技が上手く頭も良い二宮和也、誰よりも気遣いができ笑顔&動物担当の相葉雅紀、ライブ演出の中心にいる松本潤。一方のSixTONESも6人の個性が実に豊かだ。例えば、今回スタジオでものまねを披露した京本はもちろん、隣にいた田中とのコンビも面白く、ジェシーも自由なキャラクターだ。また、“笑顔担当”の髙地は相葉と共通する雰囲気を持っているようにも感じる。

 さらにSixTONESは、今年、松坂桃李主演ドラマ『パーフェクトワールド』への出演を果たした松村はじめ、全員が舞台出演の経験がある。嵐のように、これから俳優業でも活躍するメンバーが増えていくのだろうと期待は高まる。

 何より一番の共通点は、各メンバーの個性やキャラクターがバラバラであることだ。それぞれの個性が際立つことでグループが輝きを放っている。なおかつ、両グループとも、人を傷つけることなく笑いを生む、ユーモアと優しさを持っている。共演を重ねて関係性を深め、いつかSixTONESメンバーと櫻井の交流エピソードも聞いてみたいところだ。

■板垣マリ子
1983年生まれ。ジャニーズ、嵐、GLAY大好きライター。主にwebで記事を執筆している。

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