日向坂46、新曲は“ハッピーオーラ”を封印? 「こんなに好きになっちゃっていいの?」を考察
9月4日には同曲のMVも公開された。今回のフロントは、センター・小坂菜緒の両脇に加藤史帆と齊藤京子をおいた編成だ。フロントメンバーを歌唱力ある加藤と齊藤のみに絞っている点からも、今作が「歌」に力を入れていることが伺える。主人公の切ない心情がまっすぐに伝わってくるのは、加藤と齊藤の歌声による影響も大きいだろう。
さらにはダンスにもこだわりが見える。小坂のソロダンスでは、「二人セゾン」での平手友梨奈のソロパートを彷彿とさせるほどの激情的なパフォーマンスをみせている。実際に歌声とダンスが交わったらどのようなハーモニーを生み出すのだろうか。早くライブでパフォーマンスを見たいところ。
表題曲が解禁された翌日には、3rdシングルの全収録内容が発表された。富田鈴花&松田好花のユニット・はなちゃんず(欅坂46のゆいちゃんずのようにアコギデュオになるのか?)、けやき坂時代の初ユニットである潮紗理菜、加藤、齊藤、佐々木、高本の、りまちゃんちっくの復活、三期生上村ひなのによるソロ曲など、ファンの声を敏感に取り入れたような注目曲が目白押しだ。日向坂のターニングポイントであり、彼女たちのインフィニティを感じさせる3rdシングル。これから解禁される楽曲にも期待したい。
(文=本 手)