TWICE マンネライン=ダヒョン、チェヨン、ツウィ ギャップやパフォーマンスが魅力に
ツウィは中華民国台南市出身の台湾人メンバーだ。YouTubeにアップされた所属ダンススクールの発表会動画がJYPスタッフの目に留まり、中学2年生で来韓して練習生入りすることになった。最年少ながらTWICEの中では最も身長が高く、当時から練習生の間でもすでに話題になっていたほどのビジュアルを誇っている。『SIXTEEN』でも当初からビジュアルが話題になっていたが、当時は今よりも韓国語が得意でなかったこともあり、モモと一緒に最後の追加メンバーとしてTWICEになった。パク・ジニョンによれば、サバイバル期間中の実力の伸び代が最も認められた、というのが理由であり、ファンによるモバイル投票では特に後半で上位人気を獲得するなど、キャリアと共に成長を見せてきたメンバーだ。メンバーの中ではミナと並んで静かな印象で、その美貌ゆえに一見クールなイメージだが、メンバー内で「一番良く泣くメンバー」を選ぶとジヒョと並んで名前が上がるなど、親しい間柄では感情表現が豊かなようだ。年上メンバーにも臆さず冗談を言ったり、言語の壁ゆえにズバッとした直接的な言い回しになりがちだったり、というギャップも魅力だろう。
アイドルといえばソロよりはグループ、という傾向が強くなってから久しい。アイドルを単なる技量的な部分でのみで評価するのであれば、わざわざグループである必要はないだろう。メンバーがお互いにそれぞれの足りない部分を補い、そのケミストリーによって1人でやれる限界以上のポテンシャルを引き出せること。それこそが“グループアイドル”の存在意義だと考えるとしたら、個性豊かな9人のメンバーがグループ内でそれぞれの居場所を確保しているTWICEメンバーの個々の魅力や得意分野を改めて見つめてみると、“理想のグループアイドル”の一種のショーケースのようでもあると言えるのではないだろうか。
■DJ泡沫
ただの音楽好き。リアルDJではない。2014年から韓国の音楽やカルチャー関係の記事を紹介するブログを細々とやっています。
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