Halo at 四畳半、ステージ上で体現した“幻想と現実の融合” 初のZepp DiverCity公演を振り返る

Halo at 四畳半、Zepp DiverCity公演レポ

 「悲しみもいつかは」の熱量を残し、渡井はギターをつま弾きながらバンドへの思いやファンへの感謝を語る。「心からの言葉を、心からの音楽を、俺たちの音楽はいつでもあんたたちの味方だ」と力強く伝え、Halo at 四畳半が歌い続けるライブアンセム「シャロン」へ。この日一番の熱量を感じる演奏と言葉で、Halo at 四畳半の気持ちをダイレクトに客席に届けた。

 アンコールでは、電子ビートを積極的に取り入れた「メイライト」を披露。ギターロックとエレクトロが調和を見せる、Halo at 四畳半の新境地とも言える楽曲だ。そしてラストナンバーの「モールス」では、コーラスを会場全体で大合唱。バンドの根底にある“幻想と現実の融合”を発揮し、一編の壮大な物語を見せた『NOVEL LAND LANDING』は、幕を閉じた。

 2016年に初ワンマンを成功させた渋谷WWWから始まり、マイナビBLITZ赤坂、そしてZepp DiverCityと、着実に活動の規模を拡大するHalo at 四畳半。9月から10月にかけて全国ツアー『2MAN TOUR ARK"WANDER LIGHTS"TOUR 2019』の開催も控えており、その勢いはこれからさらに加速していきそうだ。

(取材・文=泉夏音)

Halo at 四畳半 公式サイト

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