Ivy to Fraudulent Game、コンセプトライブ『完全が無い』で見せたライブバンドとしての成長

Ivy to Fraudulent Game、コンセプトライブ『完全が無い』で見せたライブバンドとしての成長

 Ivy to Fraudulent Game(以下、Ivy)の『Concept Live “完全が無い”』が7月24日恵比寿ガーデンホールで開催された。この日はニューシングル『模様』のリリース日であり、またライブタイトル「完全が無い」は、9月4日に発売予定の2ndアルバムのタイトルでもあり、新作を踏まえたIvyの現在地を記すライブとなった。

 静かなギターアルペジオと変拍子がなすポリリズムを寺口宣明(Gt/Vo)が歌い上げるボーカルが大らかに包んでいく「+」で幕を開けた今回の公演。徐々にサウンドの熱とボリュームを上昇させると、会場の温度がぐっと高まっていく。


寺口 宣明(撮影:Yusuke Satou)

 「error」「trot」とのっけからアグレッシブな曲を連投していき、観客に声をかけながらシンガロングを指揮する。前半はIvyの重厚なバンドアンサンブルをガツンと聴かせる曲が揃った。福島由也(Dr)によるドラムが鋭さを増し、大島知起(Gt)とカワイリョウタロウ(Ba)はダイナミックなプレイで魅せながら細やかなフレーズを編み上げる。濃密な音の調べに観客を釘付けにする「アイドル」の熱量などは、凄まじい。

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 波音のSEからさらにライブの深部へと突入していく中盤の「she see sea」からは、2016年の1stミニアルバム『行間にて』、2017年の2ndミニアルバム『継ぐ』を中心にしたセットリストに。書いた当時の想いを大事に歌い上げる「故郷」、久々に演奏するという「可憐な花」やホーリーな音響とメロウなボーカルが絡む「夢想家」へと続き、ドリーミーなシューゲイザーから「E.G.B.A.」で骨太でダーティーなロックンロールをド派手にかき鳴らして場面を一転する。シューゲイザー、ポストロック、ドリームポップからカタルシスたっぷりのロックを横断する“Ivyサウンド”の醍醐味を響かせるパートだ。


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