超特急がBlu-ray3作で振り返る、ライブや番組で見せたグループの姿「いろんな思いも詰まってる」

超特急、パフォーマンスへの思い

ギラギラするためには、そういう精神が必要(リョウガ)

ーーそしてこのライブ2作品と同時リリースの『ギラギラ超特急』。これまでの超特急のレギュラー番組とはかなり毛色が違っていて、みなさんのいろんな表情が見られる作品ですが。番組の企画主旨が“ギラギラに輝き、野心に満ちたアーティストに成長するためのミッション”ということなので、それぞれ今後の活動でギラギラするのに役立つと思った回を教えてください。

ユーキ:リアルなところでいうと#6「味を見極めろ!違いの分かる男選手権」(注:メニューに使われている食材を当てるクイズ)。やっぱり一流芸能人たるもの……

リョウガ:ん? なんか聞いたことあるな?

ユーキ:いやいや、味の違いがわかる人って、やっぱり大人じゃないですか? 僕はまだまだ味覚が子供っぽくてジャンクな食べ物が好きなので、そういうところが自分に足りない部分で、これから生きていく上でも重要なんじゃないかと思ったので。

タカシ:僕は二択で迷ってます。

リョウガ:どれじゃ?

タカシ:#1「激おこドッキリ」(注:俳優・山下真司にメンバー全員が理不尽に怒られまくるドッキリ)か、#3「残る3人の運命やいかに?試練カラオケ 後半戦!」(注:それぞれ十八番の曲でカラオケ中に足つぼマッサージ師や子供たちが妨害しにくる企画)か。カラオケ企画では、どんなハプニングがあっても、超特急のボーカルとしてちゃんと歌いきることができたので。

リョウガ:あんなハプニング、現実には起きませんけどね? カラオケ歌ってて子供たちがじゃれてくることないですから。

タカシ:「激おこドッキリ」もとんだ無茶ぶりでしたけど、やっぱりやりきれたので。

リョウガ:僕は「お~い!追っかけ陸上」(注:1人だけロケバスに置いて行かれたメンバーの反応を見るドッキリ)ですね。

タカシ:あの回、リョウガMCやし、なんもしてないやん?

リョウガ:僕があの立場だったら何も反応せず、呆然と立ち尽くすだけだったんじゃないかと思うんですよね。何かに食らいつくみたいな欲がない人間なので、ギラギラするためには、そういう精神が必要なんじゃないかと思って。

ーーあの企画は本当に性格が出ますよね。

リョウガ:十人十色でしたね。(この日不参加だった)ユーキがやったら泣いちゃいそう。

ユーキ:おいおい! でも確かに体育座りとかしてロケバス帰ってくるの待ちそうな気がする。

ーーユースケさんはロケバスと反対方向に走って山で迷い。

カイ:わけがわからないですよね。おかしすぎでしょ。

リョウガ:タクヤがロケバス追っかけるときのカメラワークがドラマ風でちょっとおしゃれだったのにもウケましたけど。

ーータクヤさんはどうですか?

タクヤ:僕は「男の料理対決!超特急クッキング」(注:2チームに分かれてお題に沿って手早く料理を作るバトル)ですね。最近は料理番組もそうですけど、バラエティ番組でも何かを食べたり食レポする機会が多いので、勉強になったと思います。あと、制限時間内に何品作るとか、自分で考えて食材を決めるとか、そういうルールの中でちゃんとできるというのは、どんな仕事でも意外と役に立つ大事なことだったりするのかなって。カイはどうよ?

カイ:僕は「ご当地珍競技」かな。ツアーもそうですけど、これからいろいろ活動を拡大させていくのに、全国で僕らの知名度を上げるのは本当に大事なことで。たとえば芸人さんでも地方で番組を持ってすごく活躍している方がいたりするじゃないですか。僕らももっと地方のいろんなことを知るべきだと思いますし。

ユーキ:たしかに大事。地方大事!

ーーそしてユースケさんの活躍が印象に残っている回というと……。

カイ:そりゃもう、#10(「戦隊ヒーロー風オープニング映像を撮ろう!」注:ユースケが監督となり戦隊ヒーロー風の映像を撮る企画)でしょう!

タクヤ:これで#10じゃなかったら怒りますよ。

ーー愚問でした(笑)。あの回がジャケ写にもなりましたもんね。

カイ:結果的に大活躍してますよね。

ユーキ:主題歌まで作詞作曲ユースケですから。

リョウガ:サビがまさかの事務所ネタ! 〈事務所の力でっかいけれど〉って、そんなおこがましい歌詞あります?

カイ:事務所がそれにOKを出したっていうのもヤバいよね。

タカシ:この回はユースケだけちゃんとした打ち合わせがあったんですよ。撮影したあとにも映像の編集に立ち会っていたらしくて。

リョウガ:それであんなにシュールな仕上がりなの??? メンバー紹介映像がユースケだけ2回出てきたりとか、めちゃくちゃすぎない?

タカシ:普通の公園の風景と僕らの映像を合成したりしていて「なんでそこ合成しようと思ったの?」とか、地味にツッコミポイントがいっぱいあるのも好きですね。

ーーそんな賑やかしのユースケさんが全国ツアー中に休養に入って、いろいろ苦労されている部分もあるのではと思うんですが。

リョウガ:みんな「落ち込むことはいつでもできる!」という考えでこれまでの公演に臨んできたんですけど、8号車も僕たちと同じように思ってくれているみたいで……。「ユースケ推しの方々は来てくださるだけでうれしい」って、MCでタクヤが言ってくれたのかな? 今にも泣き出しそうな表情でライブに乗車してくださった方々が、最後には明るい笑顔に帰ってくれたりするのが本当にありがたいし、うれしいなと思います。

ーーどなたが休んだとしても大変なことには変わりないと思いますが、穴を埋めるのは難しいですよね。

リョウガ:ユースケが担当していた部分を他のメンバーに振り分けてやったりしているんですけど。とくに「バッタマン」で奇声発する部分がくるたびに「あいつホント化け物だな」っていうのは感じますね(笑)。

カイ:喉砕けるからね(笑)。

リョウガ:血管キレそうになっちゃうんですよね。ライブで毎回あんなことやってたの?って新鮮に驚きますし。

ーーちなみにこのBlu-ray発売の8月8日は“8号車の日”ですが、当日のパシフィコ横浜公演では何か起こりますか?

タクヤ:それはもう、楽しみにしておいてくださいというのは確実に言えます。

ユーキ:この日は本当に8号車のためだけの演出をいろいろと考えているので。

カイ:「8号車との歌」を15回連続とかでやっちゃう?

ユーキ:(笑)。でも、何か起こります! ということだけは。

リョウガ:僕らにとって特別な日なのでね。

タカシ:このあともまだ公演が残っているんですけどね。今回全国回ってみて、もっといっぱいテレビに出たり頑張って広げていかないと! ってすごく思いました。

(取材・文=古知屋ジュン)

■リリース情報
『BULLET TRAIN Arena Tour 2018 Sweetest Battlefield at WORLD HALL』
発売:2019年8月8日
価格:¥3,500(税込)
「BULLET TRAIN Arena Tour 2018 Sweetest Battlefield」の最終公演(2018年6月10日 神戸・ワールド記念ホール)のライブ映像を初Blu-ray化

『BULLET TRAIN Arena Tour 2018 GOLDEN EPOCH at OSAKA-JO HALL』
発売:2019年8月8日
価格:¥3,500(税込)
WOWOWにて生中継された、「BULLET TRAIN Arena Tour 2018 GOLDEN EPOCH」の最終公演(2018年12月27日 大阪城ホール)のライブ映像を初Blu-ray化

『ギラギラ超特急』
発売:2019年8月8日
価格:¥8,640(税込)
2018年12月18日からYahoo! JAPANにて配信された、超特急の冠Web番組『ギラギラ超特急』をBlu-ray化

■ライブ情報
『BULLET TRAIN ARENA TOUR 2019-2020「Revolución viva」』

BULLET TRAIN ARENA TOUR 2019-2020 Revolución viva ~Pastel Shades Christmas~
2019年12月21日(土) 大阪城ホール
2019年12月22日(日) 大阪城ホール

BULLET TRAIN ARENA TOUR 2019-2020 Revolución viva ~Shine Bright New Year~

2020年1月3日(金) 国立代々木競技場 第一体育館
2020年1月4日(土) 国立代々木競技場 第一体育館 
2020年1月5日(日) 国立代々木競技場 第一体育館

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